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ル・アーヴルの靴みがきのditaのレビュー・感想・評価

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)
4.5
@シネ・ヌーヴォ 35mmフィルム上映  
何度も観ているけど桜の時期に35mmフィルム上映で観ると格別やった。テーマは厳しいけどカウリスマキ作品の嘘はいつも優しくて、その優しさが伝染して物語に魔法が掛かる。この夫婦も素敵で、マルセルが帰宅した時の微笑みだけで愛の深さがわかる。

この映画の「常識は忘れよう、希望を持ちましょう」という台詞に何度救われたかわからないし、赤い花、黄色い服、パイナップル、ライカ、リトルボブ!好きなシーンを挙げればキリがない。あと、カウリスマキってサスペンスの演出も抜群やなと改めて思う。
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