たらこパスタ

メルビンとハワードのたらこパスタのネタバレレビュー・内容・結末

メルビンとハワード(1980年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

好き!!!面白かったです!!!

最後の回想で、冒頭では明かされなかった部分の回想が明かされた時の幸福感.....!!嬉しい気持ちになりました。

どの場面も観ていて楽しく、温かみのある空気が好きだったのですが特にオープニングとエンディングのメルビンとハワードの一回だけの接点のシーンが好きだった。自分はハワード•ヒューズさんもメルビン•デュマーさんも知らなかったため、オープニングではメルビンとハワードの素性が結構謎で、どんな人なのかわからない2人の行動ややりとりが魅力的で引き込まれました。素性が一切わからない人が何にもない広ーーい大して綺麗でもない砂漠をバイクで爆走している。どうやら目的地はなさそうで池を飛び越えられるかチャレンジして1回成功したけど2回目は失敗する。これだけでもこの人どんな人なんだろうかと興味津々でした。そのあともラジオをザッピングして良い感じの曲が来ないから自作ソングを歌い出す人の主観映像、これもめちゃくちゃ気になる!そしてなんか気になる魅力のある2人が何気ない会話をして、歌を歌う、これも妙に面白くて心地が良かったです。
車内からみえる夜明けの青さがすごく綺麗で、それまで車内からの景色でやりとりを観ていたのが街に着いた車を映す際に解放感が気持ちよくて好きなシーン!!

そして2人に起こったことと、エンディングにつながる回想で冒頭では明かされなかった部分を観て、オープニングでの2人のやりとりを今度はハワードに寄った視線で思い出した。偶然訪れた大事にしたい時間ってめちゃくちゃいいなぁと思いました。こういう時間を見落とさないように生活していきたい

場所が目まぐるしくころころ変わり、仕事もころころかわり、沢山の出来事がメルビンに起こるのですが、それがリズミカルだったしその慌ただしさはメルビンを急かす感じがしなかったです。メルビンの人柄がおおらかだったからかもしれない
主要登場人物が状況を受け入れながら進むことを負の感情をあまり前面に明かさずやっていて、大切にした物事との出会いを見落とさずにいて、最終的にしっかり大切にしている感じがして素敵だなと思いました!

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