アルフレッド・ヒッチコックの初期の作品で珍しくサバイバル物ですがやはりヒッチコックなだけあって限られた空間の中での人間の心理劇が展開されます。
ナチスの砲撃によって沈められた船からからくも救命艇に逃げた男女7人、そこへ砲撃をした船の船員も助けを求め乗り込んでくる、限られた食料と水、助けもなかなか望めない状況の中、段々と乗員は疲弊していくのだが・・
ラスト付近の顔のアップとかすかな汗、さすがヒッチコック。
当時にしては大型のセットでの撮影で大掛かりだったんじゃないでしょうか
映画.com参照
名匠アルフレッド・ヒッチコックがジョン・スタインベックの原作をもとに、小さな救命艇の中で展開される男女8人の心理劇を描いた密室サスペンス。第2次世界大戦下、大西洋上を航行していた客船が、ドイツの潜水艦Uボートの魚雷攻撃を受けて沈没した。脱出に成功した7人の男女は、1隻の救命艇にたどり着く。そこへ、連合国軍によって撃沈されたUボートの生き残りであるドイツ兵も乗り込んできて……。
救命艇
Lifeboat
1944/アメリカ