エイデン

コープスパーティー Book of Shadowsのエイデンのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

転校する同級生のためオカルト好きの委員長あゆみの提案で行われたおまじない“幸せのサチコさん”
“如月学園”の同級生である哲史、直美、あゆみ、良樹、繭、世以子、朔太郎と、教師の結衣、哲史の妹 由香は、そのおまじないが、連続児童殺人事件が発生した“天神小学校”へ強制的に転移させる呪いの儀式だということを身をもって知ることとなった
事件の行方不明者であり、長い年月を経て怨霊と化したサチコにより仲間が次々と犠牲になりながらも、直美とあゆみ、哲史だけが帰還のため“逆打ち”という儀式を決行する
しかし現実の世界へと無事帰還できたのは何故か直美とあゆみだけだった
無事だった直美はすぐに、天神小学校で犠牲になった仲間達が初めから存在しないことになっていることに気が付く
空想の存在の名前を叫び続けていたとして直美は入院させられたのち、数ヶ月後に学校生活へと復帰していた
そんなある日、密かに思いを寄せていた哲史のことを考えて物憂げになっていた直美は、あゆみから謝罪を受ける
実は直美のことを愛していたあゆみは、哲史に夢中な彼女に嫉妬心を感じ、直美が天神小学校から帰れないように逆打ちの儀式の邪魔をしていた
それに感づいた哲史は直美を助けるために自分が犠牲になっていたのだ
それを知った直美は落胆しながらも、自らもサチコに操られて親友の世以子を殺してしまっており、責めることはできないと返す
その時 あゆみは、死んだ皆を蘇らせる方法があるかもしれないと語る
それはあゆみの話を唯一信じてくれた姉ひのえが見つけた方法で、手に入れたサチコの骨に宿る妖力を利用し、あの天神小学校での惨劇の瞬間に行くことができる“連環の儀”と呼ばれる方法だった
どのタイミングに行けるかはわからないものの、上手くすればサチコを成仏させ逆打ちを行って皆を救うことができると知った直美は、あゆみの案に乗ることを決意する
早速 あゆみが姉の部屋から勝手に持ち出したサチコの骨を使い連環の儀を行った2人は、天神小学校で目を覚ます
そこは最初の犠牲者 結衣が亡くなって
しばらくしたタイミングで、すぐに直美は世以子と、あゆみは良樹と合流する
しかし繭と朔太郎は救えず、更に2人の事情に気付いたサチコからは「いちどきまった死からはにげられない」というメッセージが残されるのだった
その頃、“白檀高等学校”で幸せのサチコさんを行い、惨劇を生き延びていた刻命、黒崎、霧崎の3人も同じく天神小学校をさまよっていた
更に連環の儀について調べていたひのえは、あゆみがある勘違いをして先走ってしまったと考え、彼女の後を追って天神小学校へやって来たことで、新たな惨劇が始まるが・・・



人気ホラーゲームの実写化『コープスパーティー』の続編

前作で死んだ仲間達を救うべく、再び天神小学校へと赴く直美と あゆみ
前作で得た知識で無双するかと思いきや、待っていたのはハードモードになった天神小学校だった

新たなキャラクターも迎え、前回とは全く違う展開を見せる
進化した敵だけでなく、何か普通にクソやばいやつも紛れ込んでたりもして一味違った新鮮な惨劇が楽しめる
この点、やや前作より派手さが失われてる気がしないでもないけど、前作同様アンリミテッド版が出てるので、そちらで鑑賞するのはオススメする
ついでに言っとくと追加キャストもしっかり演技力がアレ・・・

ストーリー面も前作観てる分には意外性が用意されてるけど、やや超展開な部分も感じた
これまでとは毛色の違うオカルト要素が追加されてる様子で、概ね原作ゲームから引っ張って来た内容のようだけど、さも当たり前のように放り込まれると少し違和感はあるかな
しかし天神小学校闇が深い・・・

前作と同じノリで違うものを観せようという方向性は続編映画として良いベクトル
とはいえ前作と同じチープさもそのままなので、最終的な評価はかなり分かれそうな作品
期待せず観てみたら意外と良いっていうところも前回と同じかと思うので、そこそこのテンションで観ましょう
エイデン

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