リラリオ

サンフランシスコ連続殺人鬼のリラリオのレビュー・感想・評価

2.7
「自己顕示欲の強いゾディアック...この映画を公開すればきっと映画館に姿を現すはず!!」
スタッフ・キャストは無報酬、映画史上初・連続殺人鬼を炙り出す目的で緊急制作された珍作。

「生きているのはラッキーなだけ...殺人鬼は、もしかしたらあなたの近くに...」

サンフランシスコで郵便配達員をする真面目な好青年ジェリー。
しかし彼の正体は、世間を震撼させる連続殺人鬼「ゾディアック・キラー」だった...。

最愛のウサギの死、悲しむジェリー→「ちくしょう...邪悪な人間が生き延びて...」→ラブラブカップルを射殺→行きつけのカフェの店員もぶっ殺す→連続殺人鬼に震え上がる人々→しかし、警察の捜査は迷走→ジェリーは新聞社に声明文送る→「俺様はゾディアックだ!金曜日までにこの暗号文を一面に掲載しろ!」

お門違いな捜査で、最重要容疑者が浮上→容疑者は...カップルが殺害された夜、お目当ての女にヅラがバレ、BARで大暴れした隣人のおっさん(アル中、ヤク中、女好き)→「そういえばアイツ、銃所持してたしな...」→もちろんゾディアックではないおっさんはブチ切れ、犯行を否認→「俺じゃねぇ!!」→が、その後…何を血迷ったか、パキった状態で元嫁宅に不法侵入→「娘に会わせろ!!」ノコギリで元嫁を脅す→即通報され、警官に包囲される→二進も三進もいかなくなったおっさんは「俺がゾディアックだ」と叫び、銃を乱射→射殺される。

新聞一面は...もちろん暗号文ではなく、おっさん→「イラッ💢」→怒りの電話→「おいっ!何でだ!俺がゾディアックだ!!」→自分がゾディアックであることを証明するため、ジェリーは殺人を繰り返す→「俺を見つけてみろ!」と言わんばかりに犯行は大胆になっていく。が、捜査の手がジェリーに及ぶことはなく...

監督よ...このクオリティでゾディアックを本気でとっ捕まえる気だったのか?
あまりのお粗末っぷりにゾディアックも「アホくさ!こんなんで捕まるか、ボケ!」と思っただろう 笑
てか凶悪殺人鬼が鼻メガネて...
超チープな映像にグダグダなストーリー、紛うことなきZ級映画でした 笑
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