ベべべっち

アナザー プラネットのベべべっちのレビュー・感想・評価

アナザー プラネット(2011年製作の映画)
3.5
もう1つの地球…

何年か前に購入してずっと観てなかったやつ。
ゴールデンウィークの時に観るしかないと思い鑑賞。

まず、思っていたより何倍もSF色薄めでびっくりしたのが1番の感想。
むしろ、SF要素はオマケぐらいのイメージで、ほぼ重めのヒューマンドラマだった。

でも、逆に言えば、そのアナザープラネットの使い方が絶妙で上手かったとも見える。
終始、思わせぶりな感じで見せてくるというか。

物語は、主人公の少女が交通事故を起こし、妊婦とその子どもを死なせてしまい、そして収監されて、出所してくるところから始まる。
その贖罪の為、被害者の夫を訪ねるのが主な内容。(清掃サービスを装って)

でも、自分があなたの妻と子どもを死なせた張本人です…と、どうしても言い出せない。
そんな状態のまま、何日も何日も時間が過ぎていって、どんどん親密になっていく2人…。

その辺りのドラマの描き方は良かった。

ラストカットはビクッとしました。