Yuuki

ポゼッションのYuukiのレビュー・感想・評価

ポゼッション(1981年製作の映画)
3.0
単身赴任から帰ってきたマルクは、妻のアンナがよそよそしくなって息子の面倒も全く見ずにどこかに出かけるようになって落胆する。問いただしても虚ろな目でヒステリックに発狂するだけ。まだ妻を愛していたマルクは探偵を雇って妻がどこに行ってるか調べてみたのだが、廃墟のようなアパートの一室でベッドに横たわる血だらけでグチョグチョのクリーチャーを世話していた!え〜!?

こちらも「あなたが見たことないであろうホラー映画ランキング」上位に入っていた1981年のホラー。すみません…これは軽い気持ちで見るもんではないぐらい、凄まじすぎるインパクトに満ち溢れてました。やばすぎる!!!!!夫婦の離婚問題に切り込む泥沼サスペンスかと思いきや、いきなりぐちゃぐちゃのクリーチャーが登場してからというもの謎という名の拳で顔面を休みなく殴りつけてくるかのような超展開!ぼんやりと話の流れは分かるけど、一度見たら忘れられない撮れ高だらけの画と考察の余地しかない含みを持たせたシナリオは一見の価値ありでした…

中でもアンナ役を演じたイザベル・アジャーニさんの発狂演技が本当にやばい!!地下鉄の通路で突然気が狂って、叫び、頭を振り乱し、のたうち回り、痙攣し、壁に牛乳を叩きつけながら体から謎の体液を流して吠える、地獄の3分長回し!!YouTubeで検索するとすぐ出てくるので、この忘れがたき3分間だけは是非見て欲しい…。あと、「最後に死ぬ人の死に方」もちょっと信じられないぐらい不気味でめちゃめちゃ恐ろしかった…こんな演技させるなよ!怖すぎるから!そんな感じで40年前の作品なのに今まで見たことなかった恐ろしすぎるシーンがてんこ盛りでした…皆にオススメできるものではありませんが、好事家は是非!
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