そこら辺のアニメじゃない映画より100倍面白かった作品。
昨日もしんちゃん映画の中で評価の高い作品を見たけれど私的にはこっちの方が断然好みだった。
まず戦国にタイムスリップという設定はありふれている感じがあるけどその中には戦国を生きる人達の色んな思いが詰まっていてどこにフォーカスを当てて見ても面白かった。
それに昨日見た時に感じたアニメ映像だからこその見ていて少し冷めてしまうシーン等もこの作品では殆ど無いように感じた。
加えて登場人物達が抱えている想いにとても共感できた。
今だったらどんな人が誰を好きになったって何の問題も無いけど戦国じゃそうはいかない…
折角好き同士でも身分が違えば叶わぬ恋となって消えてしまう。
そして何より又兵衛も姫様も本当はお互い好きだってことに気付いてるのに、分かってるのにその想いを伝える事が出来ないもどかしさに思わず心打たれてしまった。
本当は死んで欲しくないから戦に行くなって言いたいけど姫がそんなこと言える訳ない…そんな見ていて思わずこっちまで苦しくなってしまう様なシーンもありとても良かった。
それから今作でもしんちゃん達が力を合わせて戦うシーンがあるけど作品の世界感を壊さない程度の参戦具合と程よい面白ろ要素で見ていて普通に楽しめたし感動もさせられた。
アニメ映画では数少ないまた見たいと思える作品だったし、これは完全に私の主観だけれど恐らくこの作品は数あるしんちゃん映画の中でも1、2を争う程素晴らしい物なんじゃないかなと思った。
