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セクレタリーのsmithmouseのレビュー・感想・評価

セクレタリー(2002年製作の映画)
3.6
近所の綺麗なお姉さん的なマギー・ギレンホールを見たかっただけなのにレンタルショップのエロティックコーナーを延々と必死に探し回る事になった、女性の店員さんと一緒に・・・(−_−;)。
よく考えたらなんか有難い( ´ ▽ ` )。

「マヨネーズ ランの花」
病院を退院したか自傷癖のあるリーは、自立した生活を送る為に就職先を探す。そこで見つけたのは弁護士事務所の秘書の職。早速面接に行くがボスのグレイはドヘンタイのS男だった。

仕事そっちのけで独特のスパルタ教育(ただのパワハラとセクハラだ!)を施すジェームズ・スペイダーは一見気持ち悪いけどいやらしさがなく真っ直ぐで純情なS変態を演じきってる。
前半はコイツの頭の中はどうなってんだという位おかしな特訓の数々を見せられる。
秘書って激務だと思うんですけどこんな雇い主の願望まで押し付けちゃうのかよ( ゚д゚)?
中学生以上高校生未満な道具を駆使したエロティックファンタジーに微ビビる。
嫁さんと秘書のタイプが全く正反対なのもニヤリとさせられる。

ちょっと病んでたマギーは変態的な飴と鞭で病も完治して順調に仕事の出来る変態M秘書に仕上がっていく。
フツーの少女趣味なネーチャンみたいな見てくれだったのがシゴキを経たあとメチャクチャ綺麗になっていくのは印象的。
だがコレは洗脳では(ー ー;)?

しかし、そんな2人の後半の静かながらも熱い変態合戦の辺りになるとコレは見慣れない形をしてるがストレートな恋愛映画なんだと思える様になってくる。
熱烈なマギーと突き放す素直になれないスペイダーの関係は色眼鏡をとって観ると恥ずかしくなるくらいオーソドックスでストレートな恋愛関係だ。

コレは見てくれこそ色物な感じだけど仕事や愛をテーマにした良作だと思う。
確かにエロいけどもうちょっと分かりやすい場所に陳列してくれいヽ(´o`;)。
S(スペイダー)とM(マギー)の”ふたり◯ッチ”的映画。
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