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男たちの戦場のsmithmouseのレビュー・感想・評価

男たちの戦場(2006年製作の映画)
2.9
緑の地獄で繰り広げられる生地獄。
主人公達は武装はしているが本職の兵士ではない。対する日本側は10倍以上の兵力で攻め寄せ、要衝ココダ陥落はニューギニアの陥落に即繋がるという絶望的な状況。

戦争映画にありがちなヒロイズムも無ければ、狂気も無い。只々、泥塗れでのたうちまわりながら行軍する豪州工兵の姿と時折現れる全く顔の見えない不気味で無個性な亡霊の様な日本兵との小競り合いのシーンが続く。

正直、盛り上がりに欠け、見せ場も少なく単調に感じるが「戦闘」が無いところでも「戦争」は行われていると言う好例的な映画。
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