真っ黒こげ太郎

超人ランブーの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

超人ランブー(1986年製作の映画)
3.1
無職だって、アクションヒーローになれるんだ!!!

でも周りの人巻き込みすぎなヒーローは嫌だ!!!w




老婆に絡むチンピラを自慢のパンチとボールでボコり、いかがわしいお店で無理やり働かされる女の子を救い出し、今日も今日とて町の平和を勝手に守る正義の男、ランボ…じゃなくてランブー!!!wwwww

傍に彼女のジェニーもおり、幸せ物なランブー。
だが、実はランブーは無職でヒモだったのだ!!!!wwwww


そんなある日、ジェニーは悪党共に強姦され殺されてしまう!!!
犯人グループをぶちのめし、逮捕したランブーだったが、ランブーは町を牛耳る麻薬組織に狙われてしまう!!!
実はジェニーを殺した悪党も麻薬組織の回し者で、目の上のタンコブとなっていたランブーを抹殺しようとしていたのだ。

更に友人を攫われたり、戦いの中で仲間が殺されたり、協力者を得たと思ったら麻薬組織の罠でまたしても仲間が裏切ってたりと、散々な目に遭うランブー。

エライ目にばかり遭わされながらも、逃げ延びたランブー。
怒りに燃えるランブーは、組織を叩き潰すために麻薬組織に戦いを挑む!!!





何処かで見たようなマッチョヒーロー、ランブーが麻薬組織に立ち向かう、マッチョ・プロレタリア・コマンド・アクション。w
ワケ在って発見しそのまま鑑賞。思わず流し見して何だかんだで最後まで見てしまった。wwww

もうタイトルの時点でオチているが、今作の主人公も某アクション俳優を彷彿させる縮れロン毛に某アクション俳優を意識した顔つき。w
そしてクライマックスで半裸&ハチマキ姿になり敵軍相手にバズーカやマシンガンをぶっ放したりと、もう見事なまでにそのまんま!!!wwwwwwwww

ただ、その某映画と違って、ランブーは勝手に町の平和を守っている警察学校中退の無職のヒモ青年であるが。w
とは言え恋人が殺されたり、友人が死んだりとその某映画シリーズの主人公並に悲惨な目に遭う。(最後は割と恵まれているが。)


正直、冒頭のノリが完全におバカ丸出しなので、話が進むにつれて陰険でシリアスなノリになってゆくのに戸惑う。

ってか今作、正直悪党側のワチャワチャが長すぎ。
反撃のカタルシスの為だろうがその間ランブーが悲惨な目に遭うか周囲の人がいたぶられるシーンをやたら長々と描写してきて、嫌な気分云々の前にダレてくる。

後主人公が前半不在な場面が多すぎで、その所為でヒロインや友人が死にまくって見える点も…。
悪党に捕まって泣き言を言ったりと某映画に比べると頼りない感が半端ない。w


ただ、主人公のランブーの無職が強調され、「無職のヒモが某アクションヒーロー化して大暴れしてる」という妙な笑いを誘うのは良かった。w
敵の麻薬組織が、ランブーに仕事を与えこき使った挙句、ポイ捨てして酷い目に遭わせるのも何か深い物を感じられる。w

肝心のアクションもそれなりに頑張ってました。
前半、ランブーの戦闘は喧嘩ファイトがメイン。
喧嘩シーンの殺陣はモッサリ目だが見栄えはそこそこ。
中盤の3輪車とバイクの大乱闘はハチャメチャで迫力あるし、クライマックスはバズーカーぶっ放しまくりで大爆発!!!
(バズーカのマズルフラッシュが手書きだったり、撃つときの効果音が、某ロボットアニメのビーム光線銃と同じなのはご愛敬。wwwww)



正直かなり出オチ感が半端なかった分、その出オチのノリで突き進んでほしかった作品。
一本の映画としては微妙な点は多いが80年代のB級ドンパチパチモン映画としては笑える箇所がある分、まだマシかな。w

そこまでオススメはしないが、職が無く社会の爪弾き物にされてる人は見るべき所がある…かもね。w
(え?余計なお世話だって?ごめんなさい。w)