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ケース39のhoteltokyoのレビュー・感想・評価

ケース39(2009年製作の映画)
3.0
レネー・ゼルウィガー演じる社会福祉士のエミリーは、毎日育児放棄の現場と向き合い多忙な日々を送っていた。ある日、自身が担当する39件目の案件で少女リリーの家を訪問する。家は異様な見た目からどこか気持ち悪さを感じるエミリー。勇気を出して訪問すると、どこか様子のおかしい親子と少女リリーと面会することができた。一律の不安を覚えたエミリーはリリーに自身の番号を渡す。そしてその夜、電話越しに「助けて・・」という声を聞き、家に急ぐと、オーブンで焼かれそうになっているリリーを発見するのであった……的な物語。

日本未公開。なぜ未公開なのかは分からないが、配給関連がうまく行かなかったのか、それとも・・・・な、いわくつきの一作。映画序盤で社会福祉士のエミリーが、リリーの家を訪れるも、家の湿りっけある雰囲気から、極上のサスペンスのカホリがプンプン香っている。そこからリリーを助けたエミリーが、リリーの新しい里親が現れるまで一緒に住む流れに多少の強引さを感じるも、実はそこがこの映画の根幹を握っていたのであった。

あれだね、時代が時代なら『エスターVSケース39』という展開で『貞子VS伽椰子』的な映画が作られてもおかしくなかったかもしれない。
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