どーもキューブ

プリズン・オン・ファイアーのどーもキューブのレビュー・感想・評価

4.0
リンゴラム、ユンファの監獄ファイヤー


1989年、製作カールマック。脚本ナムイン。監督リンゴラム。



低価格DVD発売シリーズ、ユニバーサルさんの素晴らしい香港映画発売シリーズ。ラインナップに入ってきました、香港から今やハリウッド俳優

チョウユンファ。

「男たちの挽歌」シリーズから羽ばたき、ジョンウーとともに世界に羽ばたく二人。

そんなチョウユンファのまだ見ていない作品を鑑賞するシリーズ。

ビデオジャケット見る限り、続編もリンゴラム監督であり。

刑務所物くさい。

おさらいすると
ショーンペンが若きロン毛で、血の気多い犯罪者を叫び戦い、演じた「バッドボーイズ」

スティーブンブシェミ監督出演、アメリカン監獄事情を「ターミネーター2」のエドワードファーロング主演でつぶさに描いた監獄ヒエラルキー、意外な傑作「アニマルファクトリー」

そして監獄物語といえば、私は「ミッドナイトエクスプレス」。 アランパーカーが描く絶望的な監獄模様が見れます。

と、クールなルーク

私の監獄映画ナンバーワンエバーグリーン。ポールニューマンの「暴力脱獄」

という事でアポロンビデオ鑑賞となりました。




うわぁ、めちゃくちゃ面白かったぁ!
監獄物語は、はっきり言うと男の物語であります。

タランティーノが好きな、エッチ陵辱女囚物語とは違い、

男性監獄模様の「暴力」「組織」「生き様」みたいな物語が見れるのです。

本作は、レオンカーフェイ扮するキ真面目、純な青年が収監されます。

そこに鼻歌まじり、調子の良いチョウユンファ兄貴登場。

二人は兄貴、「おまえどうしたぁ」の兄弟友情主従関係がいつしかできていきます。

そのプリズンまさしく問題がファイヤーファイヤーします。

見えない派閥、組織、仲間、裏切り、イジメ、売買、看守、取引、おべっかと非常に細かいディテールで我々に香港監獄模様が迫ってファイヤーしてきます。

熱いあついチョウユンファ兄貴のラストまでの歩み必見!

ラストは、怪物のようなプリズンオンファイヤーが見れます、

その怒り、そのマイナスな暴力の素晴らしい冷たい噛み切った怒り、必見!

脚本ナムイン、演出リンゴラムの乗りにのったネチネチした演出が素晴らしい冷たさを帯びていました。

調べると香港では、
大ヒットしたらしいですね、 続編製作も訳わかりました。


さて
そのプリズン怒りの監獄、

リンゴラム、ユンファのプリズンオンファイヤー

是非怒りを受けとめよ!

すんごく良かったです、監獄物語として!

追記
チョウユンファシリーズもう少し見ていきます。
「フルコンタクト」
「フルブラッド」
「復讐は夢からはじまる」
と思いましたが、全てビデオポイされ無理になりました、。




追伸


監獄映画ってある意味、組織物語に見えます。勿論、暴力映画であり、犯罪者映画でありますが。


なんで日頃ストレスが溜まっている男達の皆様!必見でございます。



逆に組織について考えこんでしまう結果にもなりかねませんが。
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