LEONkei

ウィル・ペニーのLEONkeiのレビュー・感想・評価

ウィル・ペニー(1967年製作の映画)
3.0
若者(20歳前後まで)なら少しくらい羽目を外し、時には破茶滅茶に朝まで寝ないで遊び、欲望を解放し自由を謳歌するのが若さ故の特権。

決して犯罪行為や人を悲しませ迷惑をかけてはならないのが当たり前なのは若者だけではない。

時間が有限だと知れば悩んで立ち止まっている暇は無く、馬鹿らしとも思えるのを知るのも老いてからか。

年老いたカウボーイは通り過ぎた若き日々を振り返り思い出に浸っている暇はなく、生きる為には衰えた肉体を精神で補い残りわずかの人生を歩んで行かねばならない。

今を生きることに精一杯なのは若者も老人も同じことだが、若者が誤った道を歩めば不幸になることを老人は知っている。

しかしながら全ての老人が知っている訳ではないのも現実。

残り人生の長さの違いは未来の可能性の違いでも有り、希望と絶望を両天秤に掛けて歩いて行かねばならない。

ウィル・ペニーだけがそれを知っている..★,
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