綾

エバーラスティング 時をさまようタックの綾のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

美しくて、切ない。お伽話のような世界観がほんとうに素敵だった。永遠の命をもつタック家の人々と15歳の少女ウィニーが過ごした、かけがえのない夏の日々。タック家の住まい、フォスター家のお屋敷、深い緑の森…すべてが美しくてうっとりした。ウィニーの洋服もかわいい。そして耳に残るオルゴールの儚げな音色。「死を恐れることなく、無意味な生を恐れよ」。結末がほんとうに好き。余韻が残る。今もどこかで生きているであろうタックの人々に想いを馳せてしまう。
綾