これほどまでに下らない映画は初めて、と言いたいところだがチャウシンチーの昔の作品ほぼ全てに対して思っていることに気づいた。

殺人の濡れ衣を着せられた弟子を助けるために香港へ向かう"ちゃんもんかっ"(チャウシンチー)。弁護士には到底思えない、いい加減で性格の捻じ曲がった主人公である。
やることなすことセリフの全てが実に馬鹿馬鹿しい....。

キャストはカレンモクやチンミーヤウなどのシンチー映画の常連の面々。チンミーヤウのいつもより声が低く落ち着いた演技が印象に残った。

ここでは詳細は避けておくが序盤からOKETSUネタが絶えず。
紛れもなく死ぬほど下品な映画であり、そのあまりのくだらなさに逆に笑いが止まらなかった。小学生レベルのお下劣ネタには毎回結局笑ってしまう自分が恥ずかしい。罵倒シーンも多くおそらく広東語が分かる方にはそのセリフの面白さもあるのだろうがわからないのが切ない。

正直、ラストのBTSが1番楽しめた。すぐに笑ってしまうふだんのチャウシンチーの笑顔は最高にかっこいい&かわいい。

チャウ・シンチーの『少林サッカー』前夜の爆笑コメディ。
チャウ・シンチーが弁護士の役どころで、弟子のエリック・コットを冤罪から救うって物語。
原題の『算死草』とは、広東語でドケチって意味。

一言で言って、ジム・キャリーの『ライヤーライヤー』のパクリです。笑
とにかく全編汚い下ネタが多く、いきなりウン○が出てきたり、女性とディープキスしてるかと思いきや、牛の舌とキスするやら、チャウ・シンチーが、弟子のケツから出てきた鶏のもも肉を食べるやら、本当に汚い！笑

『プロジェクトA』と同じ時代の設定で、『プロジェクトA』に出てきた、傘を被った警察官や、中洋折衷なロマン溢れる20世紀初頭がいいね！
カレン・モクやチンミー・ヤウなど、90年代香港映画を彩った女優さんが共演！

チャウ・シンチーが、ハリウッド映画に押されてしまい、興行収入が低下していた時期の作品でした。その数年後『少林サッカー』と『カンフーハッスル』で、世界的大ヒット！！

ちなみに今作、1997年に僕は香港で見ており、当時の香港の観客がとにかく熱くて、30秒毎に大爆笑していて、映画館が壊れる！と言うくらいウケてましたね。

両親と香港へ行ったんですが、あまりの汚い描写の連続で、ウチの母親が本気で怒って、「汚いから始まってすぐ寝たわよ！」と言っていたのが印象的です。
まだ、香港がバブリーな時期だったので、豪華クルーズ船に乗り、ディナーを楽しみました。何故かダンスタイムが始まり、父親が知らないおばさんと社交ダンスし始めて、またもや母親が大激怒するなど、とにかく楽しい珍道中でしたね。

ジャッキーのグッズを売っているお店があって、『レッドブロンクス』のマグカップやらジャッキーグッズ買ったり、今は無くなった「プラネットハリウッド」と言う、スライやシュワちゃんなどの、ハリウッドスターが、出資したレストランに行ったのをよく覚えてます。

今や両親もかなり歳を取ってしまい、旅行はさすがに出来ません...。まるで夢の様なとにかく楽しい一生忘れられない香港旅行でした。
って、今作のレビューほとんどしてない！！爆笑🤣

ブタの舌

清朝末期
天才弁護士チャンが、犯人に間違えられて逮捕された弟子の弁護をすることになるが……

冒頭から愉快
アホすぎる

刑務所内
法廷もスゴいことに

女性たちが印象的

最後にNGシーンあり
コンパクトで楽しめました