ばーどイヌサンローラン

愛と追憶の日々のばーどイヌサンローランのレビュー・感想・評価

愛と追憶の日々(1983年製作の映画)
3.0
家族の絆のものがたり。


夫婦、親子…



母と娘って面倒臭いな。

思春期になった息子も面倒臭い。

夫婦だって面倒臭い。


育児の疲れ?イライラ、喧嘩ばかり。お互いに不倫してるし…その不倫妻が主人公。そして子離れできない過干渉な母とは、なんでも話せる、今でいう友達親子だ。だって娘に恋愛相談もしちゃうのだ。うーん、日本ぢゃ、てか、わたしぢゃ考えられないけど…



恋愛相談や、過干渉ってのには、母親は旦那を早くに亡くして、女手一つで娘を育てたって経緯があるんだけどね。




そーんな喧嘩したり、不倫したり、子供たちのことで奔走したりのありきたりな日常をコミカルに描いたホームドラマって思ってたら、いきなりガンが見つかり…




一転してシリアスムードに…




ハッピーエンドとは言えないけど、悲劇を乗り越えて、今までにない絆が生まれ、和解あり、さらにひとつになれたようなホッとするラスト。シリアスになり過ぎないのがいいし、前半と後半のメリハリのある、でもさり気ない演出も良かったです。







主人公にデブラ・ウィンガー、その母にシャーリー・マクレーン、その恋人にジャック・ニコルソン。てかジャック・ニコルソンが妙にセクシーなんですよね。役柄もあるけど…。こういうのフェロモンっていうの?最近の怪演って感じではなくて。『カッコウの巣の上に』と