KnightsofOdessa

ヴァンピロス・レスボスのKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

ヴァンピロス・レスボス(1970年製作の映画)
4.5
[レズビアン×ヴァンパイア=需要?] 90点

レズビアンのヴァンパイアという需要しかなさそうな映画をセクスプロイテーションの王様ジェス・フランコが撮るんだから、変な展開に文句を言うのは野暮ってもの。伯爵夫人=ヴァンパイアのいる島に導かれた主人公リンダが着いた瞬間に"泳ごうよ!"と云われて全裸で泳ぐとかそんな感じの"取り敢えず脱がそう"とする姿勢は一貫している。記憶を失って恋人に回収される下りは無駄だと思ったのかバッサリ切り捨てていて心の底から爆笑した。"私って誰?"→恋人登場&対面→"思い出したわ"を2分位で片付けるのだ。結局はリンダが女ヴァンパイアに気に入られて女ヴァンパイアにされそうになるのを頑張って止めるという話のはず。

女ヴァンパイアの獲物の物色方法が自分でストリップに出るというヘンテコなもので、結構な時間を割いて彼女の捕食を皆で観ることになる。非効率的とか言うレベルを軽く超越しているので、もうなんか…これはこれでいいのでは。可愛いし。
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