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マルサの女のgcpのレビュー・感想・評価

マルサの女(1987年製作の映画)
4.0
誰もが知っているテーマソングがこれでもか!てくらい流れる。その中でも冒頭の権藤の不気味なダンスがねぇ...完全にヤラれた。女の喜ばせ方を知っているだけで女好きではなさそうなところ。只々良いものを産み出したいだけというような無垢な経営者の側面。子供をみつめる眼差しとラストシーン。も〜ずるいよ、と言いたくなるほど権藤に魅せられる2時間。チーターみたいなそばかすの宮本信子にはちょっぴり親近感、おかっぱ煙草に眼鏡に電卓に閃きに母性と運まで!最強にキュートだった。敵なんだけど敵なわけじゃない、そんな距離感が心地良い。もうちょっとざまあみやがれなスカッと感があるかなと思ったけれど、渋くてあったかくて痺れる映画だった。顔の写し方良いし、おっぱい丸出しでもエロすぎない健康的な肉体が綺麗だった。あとマルサの人たちの「あの時やばかったね」て笑い話がすき。徹底しているから格好いいのだ。わたしはさいきんほんと組織無理無理無理無理ってなっていたが仕事バリバリ阿吽の呼吸チームってやっぱり良いなあ。
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