血がドバドバ、暴力にセックス、そしてチープとこれぞB級という見本のような映画。
あらすじに「主人公レベッカが現代にヴァンパイアを蘇らせ死闘が始まる」といったことが書いてありますが、これは割とあらすじ詐欺です。
映画の3分の2は、レベッカ家に伝わる古文書を元とした闇の天使リコ(ラスボスのヴァンパイアです)の企みや人間の奮闘が描かれます。
現代に生きるレベッカや恋人、友人はときおり本に突っ込みを入れるのにでてくるぐらい。
一応その回想からの流れが現代へと繋がり、レベッカを含めた3人と蘇ったヴァンパイアとの最終決戦が始まりますが、その尺がとっても短い!
ラストの展開が想定外で、若干面白く感じたのが救いでしょうか。
序盤に若き日のマッツ・ミケルセンが出演しているのですが、いかんせんファンの方は必見とは言いがたい映画の出来。
特にアクションシーンが微妙で緊張感に欠けています。
B級映画とはそういうものだ!と最初から割り切って観る分には楽しかったので、そういう楽しみ方ができる方には悪くないかもしれません。