櫻イミト

宇宙人東京に現わるの櫻イミトのネタバレレビュー・内容・結末

宇宙人東京に現わる(1956年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

1954 ゴジラ
1955 ゴジラの逆襲
1956 宇宙人東京に現る
1956 空の大怪獣ラドン

のどかなSF映画。見どころはパイラ星人登場の僅かなシーンのみ。
隕石が地球に衝突する危機をパイラ星人が伝えに来る。世界各国が核爆弾で対応するが効果がない。なすすべなく見守る中、パイラ人が地球人科学者による数式から核を超える爆弾を製造し隕石を破壊してめでたしめでたし。
脚本は「七人の侍」「生きる」などの黒澤作品で有名な小国英雄。だが映画後半からクライマックスにかけての舞台が隕石を見守る天文台と避難所のみで、迫りくる不安をただ耐え忍ぶ人々の様子が描かれるだけなので退屈だった。
敗戦後、自力で危機に対応できない他力本願の日本をアイロニカルに描いたのだろうか??
櫻イミト

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