まめまめちゃん

ザ・バニシング-消失-のまめまめちゃんのレビュー・感想・評価

ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)
3.6
1988年の作品を今更公開ということで何事と思って見てきました。
誘拐ってこうやるんだね、人って意外と他人のこと見てるけど、肝心なところを見てないんだね、というのが初見の感想。あの頃のフィルムっぽさや微妙な陰りが怖さを増している気がしました。

それにしても帰り道にあと引く引く引く…
この犯人程度のサイコパス的な存在。そこら辺に実際にいるんでしょうね。ほんの少しのきっかけで誰でもそうなってしまうのかなとこの映画全体から感じられます。しかもどう見ても変なのに普通の人みたいな演出ですよ。似た人を見かけたらリアルにビビりそうです。

私ならアレは飲まんと思いますが、それでも飲んでしまう彼氏。夜の雨の中の車内が思考をコントロールされやすいのか、彼女への想いを刺激する犯人の発言が刺さるのか。高速のサービスエリアに寄ると思い出しそうな映画…こわっ。