バナバナ

17歳の肖像のバナバナのレビュー・感想・評価

17歳の肖像(2009年製作の映画)
3.8
「スタッツ」という言葉の説明を聞いても、彼に付いていったジェニー。
堅実な生き方より、胡散臭いお金でも今が楽しければいい。
…まあ、高校生ならそっち選ぶか。

だが、ジェニーの父親は、ジェニーをオックスフォードに入れようと小さい頃から英才教育をしてきたが、もし、ジェニーが自ら進んで勉強してきた子なら、あの時点でデイヴィッドに愛想尽かして別れた筈だ。

ジェニーは父親にずっと束縛され、勉強も押し付けられてきたから、その分反発心も大きかった。
きっとあの時点では、親に強く反対されればされる程、恋はどんどん燃え上がっていた事だろう。
結局、幾ら周りから言われても、自分自身が納得しないと、こういう事は納まるところに納まらないんだよね。

ジェニー役の人が童顔で、制服姿の時の体型も子供っぽく見えるので、こんな子を誘惑する30代の男なんてロリコンにしか思えず、ずっと見ていて気持ち悪かった。
つい親目線で見てしまったので、中盤からはイライラして仕方なかったですw。

学校との交渉をイギリスでは自分でするの?
校長先生は自分達の仕事をバカにされた事を根に持ってたけど、担任の先生は生徒の事を考える良い先生でよかった。
元々ジェニーはこの先生が好きだったし、和解できてよかったです。
やっぱり人生、簡単に手に入るものなんてありませんね。
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