のりまき

F.L.E.D./フレッドののりまきのレビュー・感想・評価

F.L.E.D./フレッド(1996年製作の映画)
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久々に見た!『手錠のままの脱獄』のリメイクで、90年代らしいバディもの。凸凹コンビが教科書通りに走り、ガラスに突っ込み、銃を撃つ。カーアクションにバイクのスタントもそれなりに盛り上がる。でも本作の魅力はその及第点の作りではなく、ボールドウィン兄弟の末っ子スティーブン(『ブラザーサンタ』の「アレックスじゃない!」)と年齢詐称して14才で『地獄の黙示録』に出た叩き上げローレンス・フィッシュバーンの圧倒的な力の差だ。これがコミカルで面白い。やんちゃで憎めない弟気質丸出しのスティーブンを、堅物に見えてなかなか手の速いフィッシュバーンがいなす。愉快。

くそ真面目なパイパー、オタクのブッチ、モラルの欠片もないメキシカーナ。よた話が面白い。スタントも地味派手。
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