回想シーンでご飯3杯いける

重量★ガールズ キングコングを持ち上げろ!の回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

2.8
強烈にダサいパケ写にサブタイトル。しかしFilmarksでの評価が結構高いので挑戦してみた。韓国映画の中でも名作が多い女子スポ根モノだ。

身体の故障により引退した元オリンピック銅メダリストの男が、学校の宣伝のために女子中学生を集めて重量挙げのチームを結成。全国大会までの道のりがメインのストーリーとなる。

学校では目立たない、または、いじめの対象になっているぽっちゃり系や食いしん坊がメンバーなので、絵面は正直あまり良くないのだが、これもスポ根モノの定番的な設定なので、とりあえず画面を見守る。

で、やはりというべきか、先日レビューした「プロミス ~氷上の女神たち~」同様、競技のシーンがエンタメとしてしっかり描かれているので、後半からは否応なしに盛り上がってしまうのだ。

中盤に登場するパワハラ監督の下りは無駄に暴力シーンが多いのはかなりマイナス要素だが、サブタイトルの謎が明かされる終盤が秀逸で、何とか盛り返した感じ。

ドラマのキーワードとなる女性歌手「ヤン ヒウン」って、韓国ではどのようなポジションなのだろうか。中島みゆきか、加藤登紀子か、というイメージで捉えたのだが、そこを把握できれば、更に深く感動できそうだ。