ENDO

下女のENDOのレビュー・感想・評価

下女(1960年製作の映画)
4.0
2回目
反復が凄まじい…ローファーの素足を舐めてから足を絡める。モップ掛けとカメラの動きが同期する突進力。衝撃は突然に。うんざりして酩酊する。

台所と階段のショットは禍々しさに満ちている。ろくなことが起こらない。子供の死は暴力的だ。毒(鼠の死にゆく様が恐ろしい)への疑心暗鬼が止まず、全員が殺人の意思を抱く恐怖。

からの……ゆ、夢オチ。
階段を扉越しに映した奥行きのある美しいショットは素晴らしい。逆さになった下女。
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