下女の作品情報・感想・評価

下女1960年製作の映画)

하녀/THE HOUSEMAID

製作国:

上映時間:108分

4.1

「下女」に投稿された感想・評価

リメイク版を先に鑑賞していて原作が気になりYouTubeで鑑賞。

不愉快な内容だけど惹き込まれた。
悔しいけどいい映画。

あと最後の茶番みたいな、お口直しのデザート的なの笑った。
TSUBASA

TSUBASAの感想・評価

4.1
【内部から崩壊していく家庭】86点
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監督:キム・ギヨン
製作国:韓国
ジャンル:犯罪
収録時間:108分
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こんなジャケットにタイトル、気にならないわけがない笑 調べたら、韓国映画史上最高の作品だそうです。このジャンルの作品が最高傑作というのもやや恐ろしいのですが、ともあれ作品自体はかなり面白く、パワフルでした。下女とは今では差別的な用語なので安易に使用できませんが、いわゆる家政婦のこと。この下女であるミョンジュが主人公たちの家で働き始めたことが、全ての始まりであったのです。

紡績工場に勤める女工たちは、合唱部の講師であるトンシクのレッスンを定期的に受けていた。トンシクに恋心を持つ女工のギョンヒは、自分の代わりにソニョンに彼へのラブレターを書いてもらうのだが。。

まあこの二人は大したことないのですが、ギョンヒが連れてきた家政婦のミョンジュがヤバすぎたのです。ミョンジュにも愛されるトンシクはモテモテなのでちょっと羨ましい限りですが、それが災いして家庭が崩壊していきます。
今作はストーリーもさておき、雰囲気、カメラワーク、音楽も一級品であると言えます。特に音楽はクラシックサスペンスならではの緊張感溢れる曲調であり、見る者を不安にさせます。このモノクロの感じもよく、ミョンジュの不敵な笑みの不気味さが最大限に生かされています。このジャケットに映る女が誰に当たるのかは伏せますが、最後まで固唾を飲んで観れる作品であります。

今作の製作は1960年。朝鮮戦争が終わり、韓国も少し落ち着いてきた頃。富裕層が家政婦という人を雇い、不自由ない生活をする人が出てくる時代でもあります。その恵まれた家庭に入り込んでくる哀れな存在。まだまだ格差が残っているものだなとも感じ取れました。

全編に渡り何か異様なオーラが醸し出されているクライム映画。ヒッチコックの作品が好きな方などには特に合うんじゃないでしょうか?
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.5
「男の子供を妊娠した女」という状況はまったく変わらないのに、妻であるか愛人であるかだけでここまで扱いや境遇が違うのかとちと絶句する(がきんちょにまで軽くあしらわれる始末だし)。結婚という社会に庇護された男女関係に対する女の復讐劇・・と思って楽しんでたら、最後の最後まで結局男の心は奪えない無念たるや・・と思ってたらこのラスト。なんだこれコメディだったのかw「男はみんな一緒ですよ」。50年前から男と女の関係なんて結局まったくかわってないのなー。しかしこんな古い韓国映画初めて見たわ。韓国映画って最近力つけてきたジャンルだと思ってたけどクラシック作品から割としっかりできてたんだなーと思った。
yuko

yukoの感想・評価

4.5
2018.2.1 YouTube

1960年の韓国映画。
観ることは叶わないと思っていたら、意外とあっさりYouTubeに、しかも字幕入りで上がってたとは嬉しい!
素晴らしいドロドロ感は楳図かずおの昔の恐怖漫画のよう。
ネズミ退治の毒薬、人も殺しちゃうのにそんな簡単な所に置かないで〜!とハラハラする。
階段のシーンがとにかく怖い。
そして、は?と思うエンディング。
ミツヒ

ミツヒの感想・評価

4.5
階段落ちと背中に回した手を組むショットで小津「風の中の牝どり」をどうしても連想してしまう、ベッドの脇の棚にある人形が地味に怖い
カメラと音楽で不穏を表現する意思。雨と階段という魔界の触媒。1階/2階の意味するところ、服の色の意味するところ
T

Tの感想・評価

4.0
グワングワンなる背景、死ぬほど不安な気持ちになる。愛憎をやらせたら一級品な韓国ブランド、60年代にして既に出来上がっていたか。すげー面白かった。
Nishmarra

Nishmarraの感想・評価

4.5
こりゃスゲエ。。この世にまともな人間なんておらんのちゃうかって思えてくる。
明けましておめでとう御座います。
本年も宜しくお願い致します。

御存知の方も多いでしょうが、韓国映画の最高傑作と言われている作品です。
近年イム・サンスによってリメイクもされていまね。
演出の素晴らしさは誰が観ても、お~っ!となるはずです。
本作は家政婦さんの誘惑に負けてしまった男(その息子役にアン・ソンギ)が、全く想定外の取り返しのつかない目にあうお話。
ラストはまさに地獄絵図…(*_*;
世の奥様方(もしくは彼氏のいる方)には、是非パートナーと御一緒にご覧になることをお薦めしたい。
鑑賞後に凝視しながらの薄笑いもお忘れなく♪
結構な浮気抑止力となることでしょう(笑)

~余談~
大ファンだったひばりさんの曲をYouTubeで2時間ぐらい聞いていた時(泣きっぱなし(笑))にたまたま見つけました。
所有しているBlu-rayが見当たらなく確認は出来ていないのですが、早送りで見た感じではおそらくDVDをエンコードしたものだと思います。
その割に比較的良い画質でupされていますので、興味のある方は是非一度♪
【下女(韓国映画1960年/日本語字幕付き)】で検索☆彡
えーこ

えーこの感想・評価

3.8
『ハウスメイド』の元ネタがこれ。
なんでも韓国映画至上最高傑作と言われてるらしい。
韓国のこんな古い映画て初めて観たわー

『ハウスメイド』と大筋は同じだけど、設定とか随分違うような、、
女ばかりの工場の音楽講師?
イケメンでもなく、
ピアノを弾くような繊細さもなく、
なんでそんなにモテるのか。
ピアノにラブレターを忍ばせる初々しさに昭和ムンムン!?
ギョンヒ、若かりし中村玉緒を彷彿(笑)

下女のアバズレ感ったら、、
いたずらっ子みたいに舌を出すのはなんなんだ(笑)
色仕掛というか本能のまま、
彼女とのたった一度の過ちがこんな悲劇(喜劇?)に…

なにかと殺鼠剤ヘビロテ(笑)
新居にネズミが入ったと思ったら、夫を泥棒ネコ、ネズミ取りがネズミになった??
一人の男をめぐる壮絶な女の戦い、
子供の前であからさま(笑)
昼メロ的な大げさな演出が笑えるんだけど、、
ジャケにもなってる階段落ち?の姿も美しく、
モノクロなのに洗練されてて、
随所にセンスを感じる。

ラストに、へっ??
この終わり方て当時けっこー斬新だったんじゃないんだろか。
この監督さんの他の作品も観てみたいなぁ。