下女の作品情報・感想・評価

下女1960年製作の映画)

하녀/THE HOUSEMAID

製作国:

上映時間:108分

4.0

「下女」に投稿された感想・評価

M

Mの感想・評価

3.6
最初のセリフがしっかり暗示していた
ライスカレー、ネズミ、生意気な弟、体が不自由な姉、ピアノ、恋文、危険な情事、パラサイト
Oto

Otoの感想・評価

3.5
『パラサイト』の元ネタとして監督が挙げていたので鑑賞。初めの台詞からパラサイトと同じ「寄生しているのは富裕層だ」というテーマに触れているし、階段とか雨とか家族構成まで共通点も確かに多い。でもこの60年間で映画は大きく進化したんだなぁと感じる部分も多かった。

映像で撮られた現象としては面白いことがずっと起こっている。初めて見る気持ち悪いトランジション、画面の歪み、部屋をつなぐカットなど。階段を使ったショットも面白くて特にクライマックスは異常。
官能表現も靴の上に乗るのとか、肩を脱がせて足から上がって髪で隠すとか間接的だけど新しい。罰として手を上げときなさいとか動きの演出は全体的に考えられててよかったなあ。

音は基本的に過剰。楽器はオフで使えるから小道具として優秀なんだなぁというのは学びがあったけど、嵐とかアンダースコアとか分かり易すぎるくらいの付け方してる。家族を崩壊させる不協和音とか、やはり自分で勉強してBGMつけられるようになりたいな。

脚本は前半はキャラがハッキリしてて面白いと感じた、モテすぎて困るピアノ教師、病弱な母と娘、意地悪な息子、そこにメイドが現れるが手紙を書いた主に裏切りがあって...という展開は楽しめた。下女もネズミとかタバコとかベロとか初めから危なさが伝わってわかりやすいけど、その分変化に欠ける。。毒は伏線として露骨すぎたかなぁ、ふとしたときに夫の暴力性が溢れ出るのとかリアルだけど。
後半は奇想天外な展開が続くんだけど、その分登場人物たちが生きている人々に思えなくなって、物語のために動かされているように見えた。特にオチは意味不明で美しくないと感じたし(”不倫やめようキャンペーン”かな?)、これは言われて気づいたけど下女が計算で動いているのではなくてただただ感情のままに動いているので魅力的なヴィランに見えない。女性の描き方に全体的に問題があるのかもしれない。

全体のテーマやトーンとか夜のドライブとか『天国と地獄』を思い出したけど下女の方が先なのか。やはり黒澤明のロジックは強いと相対的に実感した。登場が遅い15、問題35、妊娠発覚50、対立60...などSaveTheCatに全く剃ってない感じがしていつか分析比較してみたい。

https://youtu.be/iwYcDjUGQTo
あかね

あかねの感想・評価

4.1
これは面白かった!!!
ずっと観よう思っていたのに後回しに
していたのが後悔。

韓国の鬼才の監督、最高傑作。

これぞ、韓国のサスペンスノワール!!
大雨の展開やらあの木が雷に打たる
展開、音楽これはノワールだ!!
そして、初韓国白黒。

幸せな家族四人。
ある日家政婦としてやってきた女が
異常なまでに夫に執着して
やがて夫が一度過ちを犯してしまう。
家政婦には夫の子供が宿り...
家族達に嫌がらせをし始める...

本当怖かったし終始胸糞だった!!
とにかく家政婦怖い。。
後本当にいらつく女。。
家政婦役の方の演技が恐ろしい。
完全にいってるメンヘラ女を
見事に演じきっている。

家にひと瓶だけあるネズミ用の
毒を取り合いの誰が
次は死ぬかもしれない
恐怖感。

まじで、素性しらないやつ家には
入れられない思いました。
あの夜中に鳴り響くキチガイピアノの
数々をみてほしい笑笑!!😂😂

まじかよ..胸糞かよ..思っていたら
重すぎてこのラストにしたのかな笑?
主人公の父のギャップ萌えで
爆笑してしまいました笑笑!

年を取れば取るほど若い子がすきになり
だけどその誘惑には気をつけるのだと
優しい忠告解説あり🙆‍♀️✨笑笑
まさにその通り笑!
私は若い子に痛い目にあってます笑!

YouTubeでみれます🙌
カレー好きとして序盤ライスカレーを食べていたシーンで星4は確約され、セット、やりとりなどをみて、ああ、これがフィルム・ノワールってやつなのか。となった。面白い。
AYAKO

AYAKOの感想・評価

3.2
昔の映画のレトロな雰囲気。
醸し出すものはどことなく
どの国でも同じだから不思議。

お金持ちの豪邸に、1人の女性が
下働きとして入り込んで、
主人を寝とって家族を脅迫、
自分のおもいのままにしようとする話。

ちょっとパラサイトと似てるやん🥺って
思ってたら、
ポンジュノ監督が参考にした映画との情報発見。
きっと名作として韓国界でも有名なのね。

嫌いじゃなかった。
なんか、ずっと面白くみていられた。
1960年代の映画だなんて驚き。

最後の数分で全部がコメディになる。
今日楽日シネヌーヴォのキム・ギヨン特集で2回とも満員札止で見物できなかった…。嘆いてたらYouTubeでって教えてくれた方があって、さっき見終えました。

フィルムノワールとドイツ表現主義からなんやかやを借りてきて、妙に動きの緩慢な鼠をおかずにどんぶり飯(一部ライスカレーもあり)を喰らうというホームドラマ。
ミシンも雨も含めて相変わらず過剰なくどさはきっと確信犯なのでしょうね。

カメラと人が一緒になってベランダと部屋を行き来するシーンの繰り返しは、部屋の背景を歪める、やたら繰り返される他の場面とは違って、雨とガラスが効果的で飽きなかった。

ラストの明らかな「やらずもがな」は興行面からの無理強い演出じゃあないのかなあ。

これがキム・ギヨンの最高傑作、ということらしいので、私個人といたしましては昨日、一昨日の『虫女』『玄海灘は知っている』と合わせた三本で充分堪能、とさせていただきます。
コロナどこ吹く風で満席のシネヌーヴォで初キム・ギヨン!

「あやとり」は日本と同じやなぁ〜から始まるとともに煽る音楽。どこか50年代の邦画の雰囲気プンプン。

昼メロな展開から、ホラー?ノワール?ファムファタール?危険な情事?って思ったら、もっとベタでカッ飛んでる、、それを家の一階二階とその間の階段を行ったり来たりで描く、、これっていったい??

オーバー気味のアクトは、やはりコメディのようでもあるし、みんな普通っぽいのに「変」な人ばっかりで、、^^;

なんと表現したらいいのか分からんけど、とにかく引き込まれたのは事実^_^

なんやこれ⁉︎、、な感じ満載の異色な雰囲気にして、「パラサイト 」かと思いきや、まさかあのオチとは!

いやぁ〜驚いた^^;

そして、最後は唖然としながらも笑った^_^

韓国映画の源流をここに見た!、、たぶん^^;
Ojigi

Ojigiの感想・評価

3.5
ジャケットのインパクト大!

音楽教師の家に雇われた下女(メイド)が家庭を掻き回し、徐々に家の主導権を握っていくお話です。
ポン・ジュノ監督にも影響を与えたんだとか。韓国では有名な作品なんでしょうか。

下女が美人だけど最初からヤバそうなオーラ出してるんだよな〜笑
いきなりねずみを素手で掴んでるし。
そしてそれを叩いて殺すし🐀
演技は時代なのかもしれませんが結構芝居がかってます笑
それでもベランダから見つめてる顔なんかは効果音も相まってびびる😨

モテ男はつらいよ🎹
また旦那が情けない…。

それにしても終わり方がいきなり漫画チックで笑った笑
続けてキムギヨン監督特集2本目。こちらはこのご時世でも満席。描かれるのは上流階級の崩壊であり愛憎劇なんやけどもはやメンヘラスリラー。階段や窓、ベランダを存分に使った効果的なショットにゾクゾクし、何よりメイド役の女優さんの目つきや立ち振舞いが凄まじかった。オープニングクレジットで姉弟があやとりしてる手元のアップめっちゃ好き。ラストはああするしかなかったんやろなと苦笑
再見。これを劇場で観れる幸せよ……!!ブルジョワ一家の主人がメイド(下女)に喰われていく不条理劇で、ヒッチコックの『下宿人』のような階段往来映画だった。階段は超絶ショットばかりで言わずもがな最高なんだけど、ツイッターのTLでも一時期流れた主人にバレないようにベランダで身を隠すメイドが完璧すぎた。どのショットを切り取ってもいちいち怖い。窓越しにこちらを覗くメイド!!キンタロー似の奥さんは不遇でならないけど、ラストで主人公が語りかけてくるように、結局のところ「男は若い女が好き」ってのも分からなくはない。『パラサイト』と同様上の人たちも下の人たちも必死に生きてました。
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