このレビューはネタバレを含みます
原題:Dakota Lil
1897年8月11日から2年に渡り、アメリカの秘密捜査部は「壁の穴強盗団」という新手の無法者を追っていた。
この強盗団は国を縦断して強盗を繰り返し、今やワイルドバンチより恐れられる存在になっていたが逮捕どころか身元もつかめない。
先月、ワイオミング州ウィルコックスで新たな犯行(駅舎強盗)で財務省の10万ドルが盗まれた。ついに司法が動く。
実はこの銀行券には大統領と銀行の署名がされていない。つまり換金できない。
[手がかり]
①署名の無い銀行券を換金しに来た奴が強盗犯人だということになる。
②ワイオミング州で賭場を経営しているハーヴ・ローガンの関与が明らかになっている。
キャロル別名ダコタ・リル(偽造のプロ。銅板印刷の腕も一流)と仲間のヴィンセント(元ピアニスト)は逮捕寸前にメキシコに逃げられてしまった。
秘密捜査官でアパッチ戦争でジェロニモを捕まえた男トムが偽名を使い、最後に目撃されたマタモロスへ捜査に赴く。
ほぼほぼリルのおかげで解決はするんだけどね。証拠(署名の無い銀行券)を手に入れたのもリルだしね。
ヴィンセントが報われなさすぎてお気の毒。