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アングスト/不安のFUJIのレビュー・感想・評価

アングスト/不安(1983年製作の映画)
3.0
最初はナレーションで始まりますが、途中からは犯人の視点と心の声で進んでいきます。だからあまり怖くなかったのかな。見えない所から襲ってくる的な、これから何をされるかわからないという恐怖はさほどなかったです。でも、こいつ…何をしでかすかわからないぞ…という恐怖はありました。

冒頭、生い立ちなどが流れてちょっと可哀想かも…とか思っていたのですが、後半からはもう、とんでもねぇそんな同情は皆無だと思いました。。野に放ってはいけない化け物でした。巨悪。

俺には綿密に立てた計画があると言いながらも行き当たりばったりで、焦っているのがよくわかる。お前、少し落ち着けと言いたくなる。衝動的に殺人を犯す人・それにより性的興奮を感じる人は本当危ない。

母親をめった刺しにして他人を撃ち殺すようなヤツなのに10年で出られちゃうのかと思うし、その10年間も殺人がしたくてたまらなかった犯人もヤバい。早く出られるように大人しくしていたわけですよね、殺人のために。10年間、ずっと。
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