髙橋佑弥

アングスト/不安の髙橋佑弥のレビュー・感想・評価

アングスト/不安(1983年製作の映画)
3.0
巧みな映画では断じてない。噂のリプチンスキー"超絶撮影"はエキセントリック先行でしかない。実態は、全編行き当たりばったりで考えなしで、忙しなく、ひたすら闇雲に突き進む、"綿密計画"殺人衝動男の、絶えずパニクり焦り挙動不審な突発行動喜劇。過剰にカメラが動く&劇伴は喧しいが、本質は無声喜劇映画だよね……という感じ。面白かった。

特権的な優遇にあずかる犬にとにかく驚愕。あと、かじってもかじっても終わらないソーセージには感動した…いいなあ。汗っかきなので、めちゃくちゃ汗かいてる主人公に共感…しつつも、なぜジャケットとズボンを着替える機会がありながら、汗臭いシャツと下着は着たままなのだ…それも着替えようよ…。

2020/07/09
髙橋佑弥

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