制作元のオーストラリアで公開後、内容のヤバさで即上映中止になったという1983年のスリラー映画
殺人鬼の脳内を映像化したかのような内容
もはや物語に内容はなく、淡々と犯行する様子を犯人視点で観ている人に追体験させるかのような映画
特にカメラワークは終始かなり斬新で、今まで体験したことないようなものだった
観ていてちょっと具合が悪くなりそうなくらい揺れたり走ったりするシーンが殺人鬼視点でダイレクトにそのまま映されているので入り込まされてる感じが強い
殺人鬼役のアーウィンレダーは見た目や行動が見たらわかる明らかにヤバいやつ感がもの凄い
特徴的なカメラワーク、意味不明なカットを入れてくるところや無機質なハウスミュージックを入れてくるところなどがこの映画独特の気持ち悪さを作り出している感じがした
ギャスパーノエが影響を受けたというのはかなり伝わった
グロさやホラーを求めて観る人にはつまらなく感じるかもしれないが、なんともいえない気持ち悪さを求める人にはおすすめできる作品だと思う
あまりにも内容が無いのと、伝説のスリラー映画という割にそんなに圧倒的な感じはないなと思った
83年の映画をここまで公開を勿体ぶるほどの内容でもないように感じた
ハードルを上げすぎた部分はあった
主人公の思考が意味不明すぎて正直リアリティはない
あまりにも理解できない内容ではあったが、冒頭のこの映画は事実に基づくという注釈を思い出して観終わった後少し不安になった