KentaC

スーパーバッド 童貞ウォーズのKentaCのレビュー・感想・評価

3.9
初体験を済ませたい冴えない3人の男子たちが、高校卒業間近にパーティに誘われ、その為にお酒を調達しようとして思わぬ事態に巻き込まれていく一晩を描いた青春コメディ。

お酒を手に入れようと行動する最中、3人それぞれが意図せず大人の世界に足を踏み入れることになり、そこでの体験が精神的に大人への一歩を(童貞卒業という形ではなく)踏み出すことにつながる展開は、いい意味でのくだらなさや学生ノリの中に、しっかり「男同士の友情」や「子どもから大人への一歩」というテーマが込められていて、思った以上に楽しめる青春映画になっています。

特に、3人のうちの1人・フォーゲルと、警官2人との奇妙な関係性と友情、そしてその果ての着地点に、笑えつつもなかなかグッときました。

『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』と内容的にもテーマ的にも重なる部分が多々ありますので、あの映画が好きな人はきっと楽しめると思います。
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