こたつむり

ブライダル・ウォーズのこたつむりのレビュー・感想・評価

ブライダル・ウォーズ(2009年製作の映画)
3.5
女性の女性による女性のためのブライダル・コメディ。

…だと思っていましたら。
監督さんは男性の方(ゲイリー・ウィニック)でした。なるほど。だから、男性視点でも楽しめるのですね。でも、題材に思い入れが強いほうが前のめりになりやすいでしょうし“結婚式”は女性のためのイベント(時代錯誤…でしょうか?)。やはり、女性向けなのは間違いないです。

だから、アン・ハサウェイ出演。
というだけで、鼻の下を伸ばして観賞している僕のような野暮な輩は、黙するが正解なのです。

間違っても観賞後に。
「うはぁ。オンナってこえぇ」なんて発言してはいけません!その場に自分の伴侶がいましたら…。いきなり家の中が地雷原になる可能性がありますからね!もうね。発言ひとつひとつに注意が必要ですよ!…って僕の話じゃないですよ。念のため。

閑話休題。
女性向けの作品…ということで。
主演女優は麗しいケイト・ハドソンとアン・ハサウェイですが、男性へ向けたアピールはありません。クラブで踊る場面もありますが、セクシーというよりはワイルド。オンナを開放した“獣”が居るだけでした。まあ、物語のテーマは“結婚を介在した女性同士の友情”ですからね。当然の話です。

まあ、そんなわけで。
女性主体の物語ではありますが、劇中の新郎のように“包容力があるタイプ”の男性ならば、軽い気持ちで楽しめる作品だと思います。お菓子を片手に観るにはちょうど良い按配じゃないでしょうか。

ただ、物語の終盤で。
苛烈に膨れ上がった想いを収める場面。
「アレはちょっとご都合主義じゃないのかな?」なんて思ってしまったのですが…って、またまた我が身の立場を忘れていました。黙するが正解!口にはチャック!じーっ!

(じぱっ)
…それにしても、スタッフクレジットではケイト・ハドソンのほうが上なのですね。てっきり、アン・ハサウェイのほうが上だと思っていました。当時はケイト・ハドソンのほうが売れっ子だったのでしょうか?個人的には、ケイト・ハドソンみたいな女性は(じーっ)
こたつむり

こたつむり