元空手部

ニースについての元空手部のレビュー・感想・評価

ニースについて(1930年製作の映画)
4.3
花火に始まり、煙突に終わる、とにかく平和なニースの街をつなげていく構成の力強さ、ダイナミズムは、楽観的でもあり、それが多幸感にも連なっていて良かった
そんな中、建物や船、老婆などのあらゆる対象と比較され、繰り返し挿入される踊り狂うダンサー達のショットには、生命的な鮮烈さと同時に、スローモーションから漂わせる刹那的無常観もあり、その批評的で、同時代性から一歩引いた一面が一際異彩を放っている
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