どーもキューブ

ア・ダーティ・シェイムのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

ア・ダーティ・シェイム(2004年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

ジョンウォーターズのネオピンクフラミンゴ



本作、未公開DVDスルー作品で、気になっていた作品(これ系のスルー作品も見たいの山。)

アングラ映画の領域から「カルトムービー」の照合を得た 一大変態集団の天下一変態舞踏会のリアルパフォーマンス「ピンクフラミンゴ」(どーも指定R18過激指定)現在リマスタースペシャルエディションレンタル屋に時々あり。DVD所持。

「ピンクフラミンゴ」で一躍アングラセックス映画で、抜きに出た巨匠、ジョンウォーターズ、

最新作が出来たという「映画秘宝」で読み、劇場公開ではなかく、ソフト化を待った次第。

前作、映画製作で人殺し。園子温の「地獄でなぜ悪い」は、この作品もろ影響うけてる「セシルBシネマウォーズ」は、越後でも上映。

ほか、青年エロ青春物、ジョニデが出てる不良物「クライベイビー」

いまやミュージカル作品として上り詰めリメイクされ、ジョンウォーターズ組巨漢男子ディヴァイン遺作「ヘアスプレー」

アングラからしたたかにメジャーにあがり、低俗を逆手にとって品を魅せるジョンの一貫したセクシャル表現映画監督の大家であります。

寡作な作家ジョンウォーターズの新作、何やら変態満載、巨乳女性から、なんと「ジャッカス」のジョニーノックスビルを迎えて撮りあげたDVDスルー作品やいかに、角川DVD鑑賞しましたぁ!



まず、過激、低俗セクシャル作品です。注意覚悟ご用意ください、お願いします。


やばい、こんなにやり尽くした面白さだったんすね!滅茶苦茶元気良い、ネオピンクフラミンゴシティ映画だった。

DVDスルーに、なる理由わかる。まさしく「ダーティシェイム」だった。
低俗、下劣、汚物、変態、性をジャンル肝に据えたジョンウォーターの再リメイクにも見えましたね、私は、、、やっぱり凄い監督だった。

要は同じようなテーマの映画ばかりの作家です。デビッドリンチ、ジョージAロメロ、ダリオ・アルジェント、デパルマ等々
鑑賞後調べると
「もう映画はとらない」
とジョンは言ったそうで、本作実質引退作品のよう。

まさに引退作品に相応しいフィナーレで、見ていてここまで街中ハレンチランチきインフォマニアをやられると逆に吹っ切れますね(笑) 

そして見ている最中、本作のようにもっとはじけちゃえば良かったのにという作品を見ながら想起していた。
クドカン監督の「中学生円山」とかね、本作のように吹っ切れが、足りないよねとか、見終えた後思い出しました、その点園子温「恋の罪」は、素晴らしいんだなとか、タケチャンの「みんなやってるか」も素晴らしいんだなわ、とか思い直す。

物語は、性に悩む一家にある日、性の神ジョニーノックスビルが出会い、頭をうたれて街中ハレンチになるというハチャメチャ物語。

ジョン監督は、変態スケボーガンバルマン集団TV「ジャッカス」にテレビゲストで出演していました。

アメリカでも過激指定受けたようですね!

いやぁジョンウォーターズの最後の性ミュージカルのようで

わたしは笑いながら、壮大なネオピンクフラミンゴを見たようで、スッキリガハハと楽しませてもらいました。

相変わらず、音楽は、素晴らしいヘンテコなオールディーズロック満載の選曲でジョン監督の終始変わらない音楽センスを感じます。 
あと映像センス。頭うった時の変な映像引っ張りは、ジョン監督のコレクトしたセクシャル映像のようです。ある意味必見。

ジョンウォーターズは、俳優やテレビゲストで活躍しているようです。



さて、
ジョン監督最後のカーニバル
ネオシティオブ ピンクフラミンゴ
まさしくセックスオブザシティというか
セックスオブザヴィレッジ

ぜひごらんください!

追伸
ジョンウォーターズが、ハーシャルゴードンルイスをリスペクトする意味わかります、わかります。作風一緒だからね。ラスメイヤーとかね、。引き際だったら、本当に!素晴らしい引退作品だと私は、思います。質の高低差に関わらなければね、こんなに撮りたいもんが、はっきりしている監督は、やはり素晴らしいんだとおもいたいです。

中身オールアバウト変態ですがね。

次回ラスメイヤー系買って見るシリーズで挑戦したいです。
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