地味な印象のこの作品
実はジャッキー作品の中でも
屈指の爆破アクションが!
燃え盛る九龍城!
タンカー内での急落下!
命がけのスタントが光る…
「新ポリス・ストーリー」
この題名がついてますが、警察故事でなくて…邦題で無理やりシリーズにしてしまったとか、ジャッキーがシリアスオンリーとか見てしまった為、今まで見てなかった作品でしたが…いやはや落下や爆破アクションでは他のジャッキー作品に引けを取らない秀作ですよ。考えてみれば時期的に全盛期ですからね…。
チェン刑事(ジャッキー)は銃乱射事件を偶然居合わせた事で決死の行動で解決。そして身の危険を訴える不動産王ウォンの身辺警護を任される。だが車を使った緻密な計画によりウォンは誘拐され、仲間が1人は死亡、もう1人は重体、チェンも怪我を追う。香港警察は威信をかけ捜査、台湾に犯人がいることを掴み、チェンとホン刑事を送り込む。だが違法を承知で犯人を追ったチェンはホンが裏切っている事に気づく…。
確かにシリアス一辺倒。笑わないジャッキーに寂しさを感じながら…ど迫力のアクションを楽しませていただきました。オープニングのガンアクションから誘拐時のカーチェイスアクションへ。山の急斜面を突撃するマシン…ジャッキー怪我してますよね。水で血を洗い流してる。最早凄すぎてリアルか演技かわからない…。
台北の観光地で再びガンアクションからの倒壊する巨大ネオン看板にジャッキーがあわや下敷きに…。危なすぎる…。更に地味に危ない微妙な高さの高所アクション。スタントマンさんギリ怪我しないレベルで落っこちまくる…。痛そうなんですよね…。
中盤…ホンを怪しみ調べる辺りは閑話休題でちょっとジャッキー、アクションお休み(それでも乱闘はあり…)。そしてタンカー内での高所落っこちスタントが…。ジャッキーならではの命がけが炸裂…。痛い!プロジェクトAの時計台並みに痛そう…。
そして九龍城の対決!功夫アクション、ガンアクションそして炎の中でのアクションからの大爆発!ジャッキー映画史上屈指の爆破。熱い…燃やされそう。しかも裏切り者への始末の付け方もジャッキーらしさが出ていて良かった…。
多分なんですが…前半の医者の方、いる意味なさそうでしたし、ちょっとリーサルウェポンをやりたかったのかなとは思うものの…シナリオが後で変わったみたいですね…。でもジャッキー作品はパワーで押し切っちゃいますよね(笑)。更に惜しむらくはカンフーアクションが少ないんですよね。ジャッキー作品ってスタントとカンフーアクションのバランスが良い作品はレベルが高い。今作はガンアクションメインですし、ラスボスがデブ過ぎて相手にならないから、バランスが違うんですよね。その辺りが点数の差かなと。
実話を元にした作品らしいんでシリアスらしいんですが、ジャッキー作品らしくエンターテイメント性に溢れた作品に仕上がっていました。オススメできます(^^)