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ウェルカム・バクスターのsmithmouseのレビュー・感想・評価

ウェルカム・バクスター(1998年製作の映画)
3.5
まさかクリスティナ・リッチに萌える日が来ようとは( ゚д゚)‼︎
スタイルとお顔のギャップがイマイチ苦手だったけど、本作ではプリティービッチな風物詩的爆弾魔だ。
しかし、あくまで主役は若き日のケイト・ハドソンが演じるスカイと田舎少年ブルーと不味そうなエンパイアコーラ(・Д・)ノ。

「パパ、ママ、何?ドカン!」
人口87人の超過疎ってるカリフォルニアの田舎町。そこで暮らす少年ブルーは亡くなった父の遺志を継ぎ細々と水上遊園地作りを続けるが、肝心の水はエンパイアコーラの工場に独占され一滴も無い。そんな町に通り掛かったのは旅行者の父と娘で女優のスカイ。当初はすぐに通り過ぎる筈だったが、コーラ工場へ原料の化学物質を搬入するトレーラーの横転事故で町が封鎖され、無期限の足止めを食らってしまう。

生来の田舎民な自分は主人公に無茶苦茶共感出来た。
自分のとこにも小学生だった頃、何を間違えたかド田舎の学校なのに遥々米国から超美人の留学生来てたし。
本当にゴメンよ。
英語喋れる奴居なくて(´・_・`)。
町のマクドナルドが全滅して(´・_・`)。
買い物に出掛けた帰り道は漏れなく30分山登りが待ち受けてて(´・_・`)。

空がだだっ広くて青いのが本当に印象的。
雄大過ぎてブルー達の繰り広げるドラマは深刻な感じが無く、良い意味で小っさく感じる。

この化学物質のくだりはコカ・コーラの成分がわからない事を反映してるんだろうか?
エンパイアコーラは兎に角変な色してるし、無料だし、爆弾魔女イーライちゃんの火薬の材料にされるしで飲料的に全く良いところがない(−_−;)。

全体としてこじんまりした舞台にしっかり詰まった感触だけど、難点は強烈な個性の持ち主が少なく、キャラ立ちしてる人が以外に少なく感じてしまうとこ。
主人公の相棒のメタボや捜査官ズは余り存在感が無い。
でも、コレは良作‼︎
青空とラストの爽快感も相まって鑑賞後はスカッと良い気分。

フリスク的映画。
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