kyoko

ハウス・バイ・ザ・リバーのkyokoのレビュー・感想・評価

ハウス・バイ・ザ・リバー(1950年製作の映画)
3.8
「M」や「死刑執行人もまた死す」もそうだったけど、これもまたヒールキャラのイヤらしさ全開。
「真面目な会計士で独身」の弟に対して「売れない作家で妻はいるけど女好き」の兄の品性下劣ぶりがずば抜けている。
全ては弟に対する激烈なコンプレックスゆえの犯行かと、少しお兄ちゃんに寄り添ってみようかと思ったけれど、あの終わり方を見る限り兄はただただ愚かなだけだったらしい。
義弟の理知的な人柄に惹かれる妻が、なにゆえこの男と結婚したのかが最大の謎。

隣のなんとか夫人による法廷での口上が好き。
弟の家にいるメイドの恋心までお見通し。

そんなものにまで名前書くのね。
kyoko

kyoko