スランプに陥った作家がメイドを誤って殺害し、弟を巻き込み屍体遺棄
幻視に苛まれつつも、弟に濡れ衣を着せ執筆活動は順調に進んでいく…という倫理観の欠片も無い主人公像と死体を巡るサスペンスが面白い
メタ…
死体を隠すはずの川が正常な役割を果たさない。この機能不全という現象が映画を覆う。出版されるはずの原稿は送り返され、葛藤を描写されるはずのルイス•ヘイワードはそれを欠いている、そもそも2階の水道は修理…
>>続きを読む【甦り続ける罪の記憶】
年末ベストの追い込みでフリッツ・ラングの『ハウス・バイ・ザ・リバー』を観た。あらすじ調べずに観たのだが私の好物である修羅場映画であり、想像以上の大傑作であった。
牧歌的な川…
ひょんなことから家政婦を殺してしまった作家が、その場に居合わせた自身の弟とともに殺人の隠蔽工作を図るサスペンス。
お得意の裁判シーンがお粗末だったり登場人物の行動が不可解だったりと気になるところもあ…
フリッツ・ラングの観る
売れてなさそうな作家が酒の勢い
でメイドに手を出すも激しく抵抗
され死んでしまうアクシデント。
たまたま訪れた弟に事情話して
死体を処分するがの話
日当たり良さそうな庭先…
ふとした弾みで殺してしまった死体を川に捨てるがどうしても浮かび上がってくる。魚が水面から飛び上がるなんでもない光景が犯人の脳裏に焼きつき苦しめる。殺人までの流れと犯人が作家として成り上がる展開は確か…
>>続きを読む売れっ子作家は町のはずれの大きな川のほとりの家に、妻とメイドと暮らしているという状況だけでも面白いけど、カーテン、階段、妊娠、編み物等々読解されるべきところがたくさんあってちょっと知的で思弁的かもし…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
フリッツラングの河近くの殺人
1950年
脚本メルディネリ
監督フリッツラング
「コズミック出版」の10in1(テンインワン)DVDシリーズ。
紀伊国屋でムギュとひと棚ある。
ジュン…