これ、レビュアーの菩薩さん(@aiueonakaneko)じゃないと感想書けないヤツ(敗)。
"お金儲け"から距離を置き、頭の中を夢でいっぱいにして、日々楽しく暮らす男女四人の悲喜劇。
彼らのキャラ説明が支離滅裂(情報の出し方がちぐはぐでわかりにくい)なのは、まるで「筋道を立てて計画的に生きられない人たち」を作劇で表現しているよう。
本作はニューシネマでなくナンセンスコメディ(フェイ=ダナウェイは社会体制に反抗せず夢の世界に引き籠り)。
自分勝手な世界観で生きる人物たちを、否定的にも肯定的にも描いていないので、この映画がどういう結末に向かうのか途中まったくわからない。
ハイスぺじゃないくせに自分の脳で考えたがり、皆と同じものを凝視して突き進めない私には、泣きたくなるほど馴染む映画でした。うぅ、わかる。