かなり限定された場での上映だった日本公開から2年を経て、ようやくDVD化。やっと観る事ができた。
やっぱり台湾の青春映画にハズレ無し！ 冴えないOLが青春時代を過ごした'90年代を回顧する構成も台湾映画らしくて良い。少女漫画みたいな世界観で、平凡な女の子が優等生タイプの美少年と、ワイルド系の不良の間で三角関係に揺れるという王道の展開。これ、女性には堪らない内容だと思う。登場する人物は全体的にかなりディフォルメされた描写で、やはり何処か漫画っぽい。日本でも'80～'90年代にこんな感じのコミカルなドラマが放送されていたような気がする。
普通に考えれば、ベタベタな内容で恥ずかしくなりそうなのに、台湾映画の場合それをとことん突き詰めてくれるので、とても気分爽快。笑いあり、涙あり、音楽ありで、全く退屈させない。
台湾の青春映画の定番、ショートカット美少女がいない、、、、と思っていたら、後半に意外な形で登場して嬉しいサプライズ。男目線で観ても、台湾少女の可愛さに心を射抜かれるはず。
