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私はゾンビと歩いた!の3104のレビュー・感想・評価

私はゾンビと歩いた!(1943年製作の映画)
3.8
いわゆる“ゾンビもの”にあらず。
劇中のセリフを借りると「悲しくも甘い話」。
ロメロ以後のゾンビ観に捉われてはいけない(もちろんあれも面白いし好きだが)、それらとは異なる世界が展開される。
柱はメロドラマなれど宗教や人種差別の取り入れ方が巧み。
劇伴を極力排したところに挿し込まれる「別れの曲」や、なによりブードゥーのパーカッションが印象的。また陰影の使い方も効果的。
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