ニンジャ＋エイリアン＝ニンジャリアン！
若者たちがヒトデ手裏剣に血を吸われて倒れてく一方で、キャラの濃過ぎるオッサンたちが酒場でどーでも良い言い争いを延々と繰り広げるSFホラー。

今年の11月中旬頃からレンタル開始した作品。
真偽は不明ですが、あの『プレデター』の元ネタと言われているようです。う〜ん…まあギリギリわからんでもないけど、ここから『プレデター』を生み出したとしたらジョンマクティアナン監督の脳みそ柔軟すぎるわ。

若者たちが車に乗ってバカンスを楽しむために森に囲まれた湖に行くというお決まりパターンで始まる本作。立ち寄ったガソスタでは、これまたお決まりのヤバ目なキチ◯イ風オジサン&「行くのは辞めとけ」オジサン登場。このオッサン2人が主役の若者たちが霞んじゃうレベルの活躍を見せることになろうとは…。まあ、活躍というより好き勝手暴れてるだけなんだけど！

『エイリアン』のフェイスハガーのような口が付いてるヒトデ手裏剣がどっからともなく飛んできてペタッとくっついたら最後、血を吸われて殺されるわけです。でもすぐ剥がせそうだし、即死級のヤバイものという説得力が全くないペラッペラなビジュアルがサイコーに良い。それでも触手のようなものが伸びてくるギミックと黄色の粘液ドロドロなところに製作陣の拘りを感じました。この黄色の粘液と血が混ざり合うもんだから、なんだか無性にフランクフルトが食べたくなりましたがね。ちなみにこれ見た次の日に食べました（笑）

そんでエイリアンが出てくるのはラストのみ。ジャケ画像のとおりナイスな外見にもかかわらず突っ立ってるだけでほぼ動かないのが悲しい…。ただ、暗闇の森の中、ボロ小屋を隣にして微動だにせず直立する長身のエイリアンを遠景で捉えるショットのカッコよさと不気味さは本作の最大の魅力だと思います。ここが見れただけで大満足！

あと、もうひとつの魅力はオッサンたち。主人公たちもエイリアンもヒトデ型手裏剣も脇役へと追いやってしまうレベルの暴れっぷり。まあ正直魅力というより騒音にしかなってなかったですけどね。延々と酒屋でウダウダするとことかマジで早送りしようかと思いましたよ。その後もエイリアンじゃなくて、わけわからん妄想に取り憑かれたオッサンが人殺し始めるという謎展開が始まるし。最後のオッサン同士の迫力ない取っ組み合いとかサイコーですわ。

ちなみにこのエイリアンは侵略なんて考えてなくてスポーツとして人を狩ってるだけ。ここが『プレデター』要素ですね。遊びというところに残虐性と絶望感が生まれるわけだけど、そんなことは特になし。「チャンスもなく、助けもなく、逃げられない」の意味も全くわからんかったし、良い感じのZ級映画でした！色々と書いてるけど嫌いじゃないですよ。

• #ホラー映画と怖い映画

記録。
忍者 ＋ エイリアン = ニンジャリアン！！

魅力しか感じない邦題が目を惹きまくる愛すべきB級SFホラー。

ヒトデみたいな手裏剣(？)が飛んできて人体に付着。黄色い汁を垂れ流しながら触手を皮膚にぶっ刺して吸血する様は結構気持ち悪い。

このヒトデは武器であってニンジャリアンに非ず。世を忍ぶつもりがあるのか無いのかは不明だがニンジャリアン当人はなかなかご尊顔を見せてはくれない。

しかしながら登場時はなかなか雰囲気出てるし、そのどうしょうもない安っぽさも上手いこと隠せてる…と思う。

ティム・バートンの『エド・ウッド』で幾つもの映画賞を総なめしたマーティン・ランドーは本作においても見事。

そしてなんとこの映画、あの『プレデター』の元ネタになったらしい。なるほど、確かにそう言われれば似てる。しかもプレデターとニンジャリアンは中の人が同じ。

つまりニンジャリアン無くしてプレデターは生まれなかったわけだ。凄いぞ、ニンジャリアン！それいけ、ニンジャリアン！

• #邦題に物申す

『吸血エイリアン／宇宙からの警告』
このタイトル名を聞けば、往年の映画ファンなら誰もが知ってるであろうトラウマホラーの傑作です！

昔に地上波で何度も放送された時の
映画タイトルですね。つまりこの映画はマイナ－じゃなく、実はメジャ－作品なんですね。映画好きな人たちが映画の話題になると必ずこの映画の話になります。♪

出演者もこの種の作品には必勝パタ－ンの豪華な面々。

エイリアンが地球に人間狩りをしに来てる話。当時に見た時はめっちゃ怖かったし面白かったですよ。これはトラウマになりますね。ある田舎の村が舞台だけど、この村の酒場でのシチュエ－ションとかも最高にワクワクして楽しめました。僕はこの映画なら何度観ても楽しめますよ。

ちなみに、この『ニンジャリアン』とゆうフザけたDVDビデオのタイトルつけたのは、あの、鶴田法男さんです。

• #傑作トラウマホラー