大アマゾンの半魚人の作品情報・感想・評価

「大アマゾンの半魚人」に投稿された感想・評価

密林から届いたBDで鑑賞。「7年目の浮気」のマリリンの気持ちが確かめられた。というか、あの怪物にデル・トロも顔負けの愛情を示すのは、マリリンならでは。もちろんビリー・ワイルダーの読みも鋭いのだろうけどね。

それにしても、水中シーンはみごと。怪物のスーツはもちろんなのだけど、彼女のスーツも特注なんだってね。そのおかげもあるのだろうけど、水面を華麗に泳いでゆくジュリー・アダムズの逆光のシルエットの美しいこと。『ジョーズ』をはじめとするその後の映画の先駆け。
アマゾン奥地を調査する学者チームが、絶滅の危機に瀕している半魚人の存在を知らされる。かつてユニヴァーサルが注力していた、モンスター・ホラーの古典シリーズ。若手時代のヘンリー・マンシーニが音楽の仕事に携わっている。

「異形の生物と現代の人間が接触したことにより生み出される不調和性」「白人女性を慕うようになった生物の悲恋劇」という紋切り型に則している内容。調査に同行しているグラマーな助手が、半魚人を緊張状態へと導いてしまう。

本作の醍醐味は「半魚人像の発明」に集約されていると言っても過言ではない。半魚人役者のスーツ・アクティングと緊迫感満点の水中撮影が素晴らしく、「どうしてこんな目に合わなきゃならないんだー!」というモンスター側の悲哀が伝わってくる。

半魚人のことを「女性にファンタジーを抱いている無垢な童貞くん」のように描きながら、その幻想の崩壊へと落とし込んでいく展開がエクセレント。半魚人と水着姿のヒロインをツーショットで収めているロビーカードが印象に残るが、残念ながら本編には一致するカットが登場せず。
のん

のんの感想・評価

3.7

「シェイプオブウォーター」の元となった作品ということで有名な今作だけど、監督自身、キングコングからのアイデアの借用を認めたという。


50年代の映画でこの水中撮影は凄いし、更に当時3D映画として制作されたというからびっくり。
ヒロインと半魚人の水中シーンは恐ろしくも幻想的で、一見の価値あり(?)。


主演女優ジュリー・アダムスが語ったという、「同情するけど愛せないその心の葛藤が共感を呼ぶんだと思う」に納得。
『シェイプ・オブ・ウォーター』のオマージュ元ということで鑑賞。
半魚人のフォルムは禍々しいものの、ヒロインと並んで泳いでいるシーンはかわいらしく見えた…。
昔のよくあるストーリー構成だったけど、ヒロインがとっても魅力的だったのが印象に残っています。
あと、水中撮影!すごく綺麗に見えていてどうやって撮っていたんだろう?て気持ちになりました。
myco

mycoの感想・評価

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ギレルモデルトロのヘルボーイ を観てからすっかり半魚人好きになって、シェープオブウォーターで恋をして、ようやく原点のこの作品を鑑賞!

勝手にアマゾンに来て自然を壊して帰っていく身勝手すぎる人間たち。
ただやっぱり半魚人は素敵♡
もっと素敵なのはヒロイン役のジュリーアダムス!
彼女だけ衣装チェンジがやたら多い!
そして毎度可愛い!!!
そりゃ半魚人も恋しますわな。

クリーチャー好きな方はぜひ!
ホーク

ホークの感想・評価

3.3
キングコングに連なる、美女に惹かれるモンスターの悲しい話...と言われてはいるが、映画内では誰もそんな事は言ってない。そこが面白い。
モンスターの美女への扱い1つで、人間ではない生き物に知性と感情を持たせている。また、フランケンシュタインの怪物の様な不器用さ故に悲しさがより引き立つ。

時代の事もあり、半魚人の着ぐるみ感は強くあるもののモノクロ故に色が消えた事で、逆に不自然さを消せているというのが、印象的。
モアイ

モアイの感想・評価

3.5
泳ぐヒロインを下から撮ってる映像に、ジョーズみたいだと思ったけど。考えたらジョーズより20年も前に撮られた作品だった( ゚Д゚)❗
開始30分ぐらいでやっと上半身がチラッと映り、なかなか衝撃的な一瞬でした☆
知らなかったけど3部作の1作目にあたり、「半魚人の逆襲」という続編があるらしい(*゚Д゚*)❗
3Dで鑑賞。半魚人がめちゃくちゃ怖い。
恐怖を煽る音楽も良かった。
ジュリー・アダムスが知的で健康的で美しい。
大真面目なモンスター映画。

まず冒頭、地球誕生から鮮やかに
アマゾンに繋げていくSF的ロマンが良い。

水着美女を遠くから眺め、
躊躇いながらも微かに触れようとする
ギルマンが童貞チックで可愛らしく、
デルトロがそちらに共感したのがよくわかる。
ノ

ノの感想・評価

4.0
川に着いてからは、全体がワンシークエンスでの出来事のように撮影・編集されていて、継ぎ目の無さに凄味を感じた。半魚人の襲来に関係ないショットがぜんぜん無いんだね。だから、半魚人が無尽蔵の体力を持った過剰な生命体に見えるんだ。

終盤、半魚人が甲板に這い上がってくるところ。一瞬、ヒロインと半魚人の視線が画面の内外で一致しているように見えるんだけど、実は立ち位置が違っていて、、という。画面で物語るとはああいうことだよな。
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