大アマゾンの半魚人の作品情報・感想・評価

「大アマゾンの半魚人」に投稿された感想・評価

泥酔するとこういう円盤を買うことがあります
半魚人のキモさが怪物のそれではなく非モテのそれだったのが悲しかった、非モテは怪物って言われたらおしまいだけど
くりふ

くりふの感想・評価

3.5
【大アマゾンで水中パ・ド・ドゥ】

『シェイプ・オブ・ウォーター』にあわせ改めてレンタル。記憶が薄いので、通してキチンとみるのは初めてかも。

ホラー演出まわりは当然、今みれば微笑ましく、時に脱力して我に返ってしまうものの…全体、意外とよくできており感心しました。

特に水中撮影は見応えありますね。水上撮影では濁っているアマゾン現地“黒い珊瑚礁”も、水中映像では見事に澄んで美しい。撮影地違うの丸わかりですが、モノクロの幻想性がそのギャップを埋めている。

知性ある美女が独り、怪しい沼に水着で飛び込むとは思えぬが、ジュリー・アダムスが美しいから許す。そこが一番の売りだしね。

ジュリーさんは水中でクルクル回ったりもして、それを見ていた半魚人君がみるみる惹かれてゆくが…。

ちょうど“水中レビュー”映画が流行っていた時代。明らかにその影響でしょう、美女と野獣による珍妙な水中バレエシーンに仕上がっている。…でも、これは映画史に残る美景、と断言します!

水中美女見上げショットは『ジョーズ』で再生されましたが、本作は全体構造も『ジョーズ』とよく似ておりニヤニヤしてしまった。

船一隻で獲物を狙うものの…水上からのおびき寄せも、水中からのアタックも結局は…そして、逆に獲物だった筈の相手から…みたいな流れがおんなじ。共にユニヴァ―サル映画であることも関係あるのだろうか。

あと、メイキングで紹介されていた美人デザイナー、ミリセント・パトリックの仕事は改めて振り返りたくなった。この時代、女性が半魚人をデザインしていたって、ちょっと驚き。あのユーモラスな佇まいは彼女の功績なのだろうか?

まあ、美女であることがパブリシティにそうとう使われたようだから、実力は眉唾物かもですが。でも、『宇宙水爆戦』のミュータントも彼女のデザインなのですよね。

『シェイプ・オブ・ウォーター』は感心しなかったので、実在のミリセント・パトリックを主人公にして、実は本当に半魚人と出会い恋をして、そこからあのデザインを起こしていた…なんて話にした方が、大人向けメルヒェンで面白かったのになあ…なんてことも考えました。

<2018.4.5記>
風呂入る時にスマホ持ってったり本読んだりするんですけど、そんな時にAmazonを開いてしまったらなんというか逃げ場がなくてですね、結局要らん物をポチってしまって風呂出てから後悔したりするんですよ。これは俗に大アマゾンの半身浴と呼ばれているんですが、多分一生本家アマゾン川には行かないであろう私にとってはこちらの方が逼迫した恐怖ではありますね。

ワニ人間、ワニ人間ときたので半魚人を。
半魚人といえば、半魚人は全身鱗まみれなのに人魚は何故上半身人間なのか問題がよく取り沙汰されますね。これはひとえに人類(主にオス)の飽くなきおっぱいへの探究心と呼べるシロモノではないかと私は考えるわけです。これは性的搾取に他ならないですよ。
人魚たち、逃げて!!
上げていこう、声を!!!
ここは最高人の底アンダーザ死〜♪

こうやって観ると予算都合とはいえ水棲怪獣の答えはジョーズがやっぱ最適解叩き出してるか。主観ショットは水棲怪獣に効果的すぎる。
いろいろ言いたいことはあるけど半魚人の造形はとんでもなくいい。
デルトロ、こういうの好きそうですよね。
明宏

明宏の感想・評価

-
怪物スーツで結構な深さを泳ぐこともそれを撮影するのもすごく難しそうだなと思った。気泡もほぼ出てないしどーやってるんだろう。小さいボンベがスーツの中にあるのか?
真昼間に異形の存在がポツンといるみたいなるのは、夜が舞台になってくる吸血鬼なんかとは違う健康的なキモさがある。
仮面ライダークウガを思い出した
後期ユニバーサルモンスターズの出木杉くん。

あらゆる要素のバランス調整が見事で、
受け手の余白をあえて残してくれている気さえする。

たばこポイ捨てのシーンには、
当時だからまぁ・・・とあきらめたら
おぉ!!わかってる、侵害行為だよソレ。
dope猫

dope猫の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

悲しすぎて泣いちゃった。こんなのあんまりだよ。非モテキモオタク映画。
女が泳ぐ様子を水中から捉えた映像、ガキンチョの頃に屋根裏部屋のブラウン管で見たのを鮮明に思い出した。こんな悲しい筋だとは覚えてなかった。
怪物倒してハッピーエンド!シェイプオブウォーターの元ネタってのが頭にある状態で観たから思ってたのと少し違ったけど面白かった!
裏にあるの異人種間結婚への忌避感という人種差別意識。意外とこれを知る人は少ない。
菩薩

菩薩の感想・評価

3.6
昨今何やら巷を「ケイ」なる人物がお騒がせしておる様だが、この映画のお騒がせヒロインの名も「ケイ」である。そんなケイに恋をしてしまうのが何を隠そう大アマゾンの半魚人で、どうしても彼を見ると『シェイプ・オブ・ウォーター』よりごっつええ感じの「産ませてよ」を思い出してしまうのだが、文明未開の地に突如現れたお天使様となんとかお近づきになろうと、かなり直線的に接近を図ろうとしてしまう。この辺りがやはり非モテ男性のツラいところ、もう少し冷静かつ時間をかけて好機を狙っていけば良いものの、なんのタイミングも考えずに突然「俺やで!」と行ってしまうからあちらさんもそりゃ「きゃー!!!」と楳図ばりの叫喚をカマす。そんな繰り返しの中で敵さんの警戒心は当然高まっていく、あれやこれやと半魚人を捕獲しようと画策するが、その都度一人、また一人と血祭りに上げていく半魚人。人の恋愛に周りがどうこう言うなやと言いたいところだが、流石に人間と半魚人、住む世界が違う…が!それがなんなんや!!!と言うのが『シェイプ・オブ・ウォーター』の製作動機らしいし、おそらくハチ公前で親指を立てていた彼も「幸せならOKです」と言ってくれるだろう。人の生活圏に土足で踏み込み荒らしに荒らす人間、ここで描かれるそんな愚かさは未来永劫変わりそうもない。
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