このレビューはネタバレを含みます
私は好きです。
どことなくゴシックで近未来的な世界観が素敵です。少しCGし過ぎてるけどそれも醍醐味です。それとは対照的な極彩色の植物園もまた素敵です。
バトルが軽かった。ロボットバトルなんだからもっと重みのある演出が良かった。それと肉弾戦ではゴチャゴチャしたCGエフェクトとカメラワークでちゃんと見ることができなくて残念でした。多分格好良かった気がする。
伊勢谷友介と麻生久美子がとても美しかった。宮迫の迫真の演技も素敵でした。唐沢寿明も銀髪でかっこいいんですよね。
守り神キャシャーンの存在と伊勢谷友介にそれを名乗らせるのは、ちょっと無理矢理ねじ込み過ぎた気がする。確かにそこで出しとかないとタイトルなんなのってなるんだけどね……。
及川光博の奴隷階級でありながら叩き上げで上り詰めた青年が哀しかったです。そして伊勢谷友介の父親も実は奴隷階級だったということも……。
結局要潤のお父さんも死人で思念体が伊勢谷友介に干渉したってことなのでしょうか。ラストはなんとなくエヴァンゲリオンみたいだなって思いました。
鬱屈としてて哀しい世界観が美しいです。え?って思うようなところも魅力の一つに思えてしまいます。それだけ形容しがたい不思議な魅力をこの作品から感じ取りました。
誰かの願いが叶うころは本当に素敵な楽曲です。