いやはや、とにかく面白かった。
「大頭脳」のコンビの23年ぶりの作品だとのことだが、変わらぬコミカルさとコテコテのギャグとアクションの面白さ、そこにベルモンド本人に渋さが加わっていて。
第一次大戦のエースパイロット時代から続く、ドイツ(ナチスではない)ギュンター将軍との国境を越えた友情、ドイツ入りしてからはどちらかというとギュンター将軍は振り回されてばっかだけど(笑)
そしてヒトラーの姉さんには要注意(笑)
ヒトラー本人も小バカにした感じで描かれているのだが、この姉さんはとにかく強烈だ
本物が使われているオリンピックの映像を見ると、この時のオリンピックの異様な雰囲気が垣間見られるのだが、その重々しさを笑い飛ばす軽妙さがとにかく面白い。
映画ってやっぱり、こういう楽しさが原点にあるよなあ、と思わせてくれる娯楽作だった