十一

スウェプト・アウェイの十一のレビュー・感想・評価

スウェプト・アウェイ(2002年製作の映画)
2.8
ヒロインがチョロい。序盤の男への嫌がらせも小学生みたいだし、心を開いてからのアプローチも、南の島の解放感に委ね過ぎ、不義の罪悪や背徳を感じさせない薄っぺらさが、ラジー賞の原因か。谷崎の春琴抄辺りで勉強して、嗜虐と被虐の逆転の力学と、不義の倒錯を学ぶべき。まあ、そんな気分で撮られた作品ではないのだろうけど。
十一

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