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ジュデックスのkyokoのレビュー・感想・評価

ジュデックス(1963年製作の映画)
3.8
ドラマ12話からなるルイ・フイヤード版のほうが本家となるのだけど、300分という尺に腰がひけてしまい、ジョルジュ・フランジュによるリメイク版(トーキー)のみ鑑賞。
300分の見どころを100分弱に収めるために、より見せたい個所はとことん見せ(鳩の数がえぐかった仮面舞踏会とか、ハイテク監禁部屋とか、マリーの七変化とか)、潔く説明を省くところは省き、後半はもうありとあらゆる場面が雑(父と息子の再会とか、ジャクリーヌ川へドボン←なぜその方法?とか)で突っ込まずにおれない。
クライマックスに至っては入っていきなり殴られ昏倒するジュデックスや結局何もしてないコカンタン(子どもの扱い方はうまい)を差し置いて、軽業師デイジーがMVP獲得。マリーとの黒白レオタード対決は最高だった。

登場人物の関係性の描き方はドラマ版のほうがより細密なんだろうと思う。
がんばって観ればよかったなー。
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