よっちゃん

ベン・ハーのよっちゃんのレビュー・感想・評価

ベン・ハー(1959年製作の映画)
4.5
古代ローマ帝国時代を描く歴史スペクタクル超大作👀

過去に鑑賞経験ありますが、とにかく長く60年前の作品でありながらセットやエキストラも含め何もかもがスケール大😅
それでも物語は一つ一つ丁寧に描かれているので見応えがありますし、親友メッサーラとの友情、確執、復讐、対決等、チャールトン・ヘストン演じるジュダ・ベン・ハーの波乱に満ちた壮絶人生がメインテーマ。

ユダヤ人への扱いへの意見の相違からメッサーラとの確執後、ある事故をきっかけにジュダは奴隷としてガレー船の漕ぎ手として扱き使われ海戦中に提督の命を救った事から抜擢され成り上がって行く展開。
ガレー船をリズムに合わせて多くの奴隷が漕ぐシーンだけでも迫力があり海戦シーンも物凄い迫力で十分堪能出来た😌

その後、ローマ帝国で成功を収め成り上がって行く様は不思議な気もするが、メッサーラに復讐する為の踏み台と思えば合点がいく。

いよいよ宿敵メッサーラと雌雄を決する大競馬は広大な競馬場が舞台であり横並びの馬4頭を操り爆走し大激戦を繰り広げる競走シーンは、CGが無いからこそのド迫力シーンであり圧巻の一言でしたね😌
まぁ内容的にここまでが今作のハイライトでしょうね。

本作では、イエス・キリストの生涯も背景に描かれており顔が一切映されないイエス・キリストがジュダとの邂逅を見せたりと多少なり影響を与えていますが、終盤になると宗教色が強目に感じられ業病に苦しみ業病の谷へと身を潜めたジュダの家族、人々の苦しみを一身に受けるキリストの磔刑、キリストが生み出す奇跡等、信仰心のあつい人には特別なシーンだと思うが、宗教に感心がない人には退屈かな?

それでも内容は素晴らしく歴史スペクタクル史劇の最高峰に位置する大傑作だと思います☺️