らもちー

ピーター・パンのらもちーのネタバレレビュー・内容・結末

ピーター・パン(1953年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

テンポがよく短い中にユーモアとサービス精神が詰め込まれている。ティンカーベルの嫉妬する姿や人魚達の意地悪な態度には生きた人間のような生々しさがあった。
ティンカーベルはセリフがないけど身振りや表情で巧みに感情を伝えている。途中ティンカーベルのピンチに「世界で君が1番大切なんだ」とサラッとピーターパンが伝えることで、後半のティンカーベルの素直さにも納得することができる。
フック船長がワニに怯える姿やピーターパンに出し抜かれる様子は可愛らしくどこか憎めない。スミーとのかけあいも面白い。ラストで父親が子供の頃を思い出し家族で夜空の船を見上げるシーンは映画を見ている大人に心地よい余韻を与えてくれる。
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